俳優の岡田准一が、17日から放送されるマクドナルドの新テレビCM『スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック「黒胡椒警部とチキンな相棒」』篇に出演する。刑事にふんする岡田が“ブラックペッパー警部”、岡田と初共演となる竜星涼が“チキンな相棒”として新たな名コンビの張り込みの様子をコミカルに描いた内容となっている。

　2人で張り込む車内が舞台となる撮影は、大型LEDディスプレイを備えたスタジオで実施。背景にはネオンや通行人など、実在する繁華街の景色が車を包み込むように映し出され、岡田も竜星も臨場感に満ちたバーチャル撮影用のセットに興味津々。本物の刑事を思わせるシリアスな表情で車に乗り込んだ2人だが、車体を揺らすテストでは「めっちゃ揺れる〜（笑）」と遊園地で遊ぶ子どものように笑顔を見せた。

　初共演の2人は、車内での待機時間を楽しむようにコミュニケーション。岡田が「本名なの？」と竜星の名前に関心を示し「いい名前だね〜」とトークをエンジョイ。しかし竜星演じる「チキン後輩」の名前は覚えづらかったようで、「チキってんじゃねぇ、チキン小僧！」とセリフを間違えてしまい、何度か練習を繰り返したが、本番になるとなぜか「チキン小僧」が出てきてしまい「おかしいなぁ、『チキン小僧』って言っちゃうなぁ」と苦笑いしていた。

　新商品を食べるシーンの撮影では岡田は「うまい！」と感激のリアクション。「揚げ方が本当に上手いな〜」と調理スタッフの技術を絶賛するも、「お店と同じ味ですよ」という返事を聞き「そうなんだ〜」と納得。また「きょう食べていただくのは『ベル』という形状です」と聞かされると「ほかにはどんな名前があるの？」とスタッフに質問。「ほかには『ブーツ』と『ボール』と『ボーン』があります」と4種類あることを知り、満足そうな笑顔で撮影を続けていた。

　その刺激的な味に「ヤバーイ！」とリアクションするシーンは最大の“見せ場”ということもあり、本気で演技に臨んだ岡田。激しい動きで驚きを表現すると、車体はグラグラと揺れ「さすがアクション俳優」とどよめきが起こった。その勢いを受けた竜星も全力で「ヤバーイ！」と叫ぶと、岡田は「いいね〜。最高の『ヤバイ』だったね。これ以上はないでしょ！」と思い切りのいい表情を称賛。モニターで映像を確認した竜星は、自身の演技を見て照れ笑いしていた。

　また、「シリアスとコミカルが入り混じる面白さを強調したい」という監督の要望を受け、「ヤバーイ！」のシーンで全力投球を続けていた岡田は、1テイク撮るたびに大きな笑いが起きると「みんなが笑ってくれてよかった（笑）」と話し、さらに演技に力を入れ続けるも、周囲の反応が変化しはじめたことに気づき「あれ？みんな笑ってないな…。え？白目禁止なの？オレ、うまいと白目になっちゃうんだよ（笑）」と、手を抜くことができない役者としてのぶっちゃけで、周囲の笑いを誘っていた。

■岡田准一＆竜星涼インタビューコメント

――「スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック」のCMで初共演された感想や、お互いの印象はいかがでしょうか？
岡田：芝居しててもきれいな顔してるなって思ったし、すごいよね、アジャストしてくるところが。NGないでしょう？
竜星：いやいやいや！ありますよ！
岡田：NG出さないタイプなんだな、っていうのが（印象です）。めちゃくちゃ器用だよね。
竜星：いや！（不器用なところを）出してないだけです！
岡田：本当？すごい経験を積まれた役者さんっていう感じがしてるし、“竜”の“星”だからね！なかなかなくないですか？竜の星の、涼だよ、すごい。一気に好きになりましたね。
竜星：僕は、（岡田は）アクションとか“日本の”というか、もう“アジアの”アクションスターじゃないですか。僕はトム・クルーズか、岡田さんだと思ってるんで。
岡田：動ける？今後あるよ。刑事だからね、このシリーズ。『ガビーン』、『ガビーン』じゃない、『ヤバーイ！』。『ヤバーイ！』も、アクションだもんね。
竜星：そうですね。すごい初めてなのに息が合ってたんじゃないかなとも思ったんで。
竜星：（CM出演やマクドナルドのエピソードを聞かれ）もううれしいです！！！それこそ子供の頃からずっと食べたりしてましたから。朝マックとかは今でもよく食べたりもしますんで、自慢の一つになりました。

――岡田さんの演じるブラックペッパー警部の特徴と「スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック」のおすすめポイントは？
岡田：ブラックペッパー警部の特徴っすか？やっぱでも濃いキャラクターというか、濃い世界観っすよね。
竜星：でも眼差しがすごくすてきでしたけどね。力強いな〜。
岡田：めっちゃ褒めてくれるやん。眼差しが？本当っすか!?
竜星：はい。何かいろんなことをくぐり抜けてきたのかなって思うような。
岡田：商品がやっぱクセになる味なんですよね。クセになるものなんで、“クセになる演技”を目指して、ちょっと頑張りましたけどね。

――竜星さん演じるチキン後輩とブラックペッパー警部の相性はいかがですか？
竜星：相性で言ったら、今回のCMでもブラックペッパーとチキン後輩でチキン、まあ“チキン”と“ブラックペッパー”、今回のCMではなくてはならない存在なんで、相性バッチリだったんじゃないかなって思いましたけどどうですか？
岡田：いやいや、もうビビりの幅の広さを見てもらいたいですね、竜星くんの。いろんなパターンのビビリを。ビビってなきゃいけないんで、今回そのビビりの幅の広さをこんなに表現できる人はいないなと思って。
竜星：いやいやいや。
岡田：すごいなと思いながら、圧かけてましたけどね。どうしたんだ！って言いながらもなんか楽しかったです。楽しかったよね？
竜星：楽しかったです！

――今回はピリッとした厳しさを持つ警部と、チキンな後輩という役どころでしたが、お二人の実際の性格と比べていかがですか？
竜星：どうですか？結構ピリッとします？
岡田：いや、全然ピリッとしてないと思うんですけど、優しく生きたいと思っているんですよ。テーマは、静かに・強く・優しくっていう。なんで笑うの!? すごいテーマなんですよ。何かこう顔に圧があるじゃない？わりと若い時から圧力をかけてしまう。気をつけてる。
竜星：確かに、寡黙で何も喋らないと、何考えてんのかな？とか（思っちゃいますね）
岡田：よく“怖そう”“怖い方なのかな”とか、ストイックなイメージもあるみたいで。自分の世界がすごくある方なのかな、っていう風に言われますけど、実はそんな何も考えてなかったりするんで。
竜星：でも、今回一緒にやって、何かちょっとチャーミングな方だなと思いましたけどね。
岡田：ありがとうございます。
竜星：“チキン後輩”、ビビり。う〜ん。
岡田：実は違うでしょ？
竜星：実は、って言いたいですけど、常にビビッてはいますよ。
岡田：そうなの？男っぽい人なのかと思ってた、割と。
竜星：ただ見せてないだけかもしれないですね、ビビリな部分を。ジェットコースターとか目の前にすると震えますね。
岡田：苦手なの？
竜星：意外と苦手なんですよ。
岡田：じゃあ次はジェットコースターでね。
竜星：ドSですね（笑）。

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