「アニメソングの帝王」として知られた歌手の水木一郎さんが6日午後6時50分、肺がんのため死去した。12日、所属事務所が報告した。74歳。これを受け『マジンガーZ』の原作者・永井豪氏が、自身のプロダクションのツイッターアカウントを通し、追悼した。

　永井氏は「水木さんは『マジンガーZ』のテーマソングを大ヒットに導いてくれた恩人です。マジンガーZが、50年もの長きにわたって、人気を保ち続けることができたのは、水木さんのおかげです。毎回、歌うたび、決して気を抜かず、愛と魂をこめてテーマを歌い続けた水木さんの力です」と感謝。

　続けて「いつも全力で元気さをアピールする方でした。ステージパフォーマンスはもちろんのこと、普段のお付き合いでも、明るく楽しい人でした。ファンを大切にする姿勢に、いつも頭が下がる思いでした」と振り返った。

　最後に「有難う！水木一郎さん、心からご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

　水木さんは1968年のデビューから、アニソン歌手のパイオニアとして業界をけん引。『マジンガーZ』や『コン・バトラーV』などの主題歌を、半世紀以上にわたって歌い続けてきた。