人気グループ・IMPACTors／ジャニーズJr.の影山拓也とLil かんさい／関西ジャニーズJr.の嶋崎斗亜（※崎＝たつさき）、歌舞伎俳優の中村壱太郎が11日、京都・南座で舞台『波濤を越えて』の取材会に出席した。

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　「平家物語」を題材にした新作ストーリーで、歌舞伎や能など伝統芸能を織り交ぜ、見応えある大スペクタクルを描く。影山は平知盛役、嶋崎は源義経役で、重厚感ある歌舞伎衣装に身を包み、凛々しい所作や舞い、立ち回りなどで魅了した。

　懸命にけいこに励んできたという影山と島崎に対し、年長の壱太郎は「伸びしろは間違いなく今まで（共演した中）で一番」と保証し、若いエネルギーに「触発されました。年齢差関係なく切磋琢磨（せっさたくま）したい」とにっこり。

　平家と源氏の栄枯盛衰を現代的な視点でとらえ、2人の対峙が見どころ。知盛役について影山は「心情の変化を意識して演じたい」と張り切った。嶋崎も「義経は強いだけのイメージしかなかったけれど、苦悩や葛藤もあった少年だったのかな」と役に向き合った。壱太郎は祇王／静御前の二役を演じる。

　同所できょう12日から22日まで公演。25日・26日には広島公演（広島文化学園HBGホール）も予定される。