ABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『私たち結婚しました』のシーズン4が11月4日より放送開始となった。スタジオゲストにはシーズン3で中田圭祐と期間限定の結婚生活を過ごした川島海荷が登場。今回は川島にインタビューを実施し、同番組出演時の裏話から新シリーズに出演する夫婦の様子まで、たっぷりと語ってもらった。

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■流れのまま過ごした“けいうみ夫婦”「なんでこんな顔しちゃってるの〜」

――『私たち結婚しました 3』の撮影を振り返り、感想を聞かせてください。

川島海荷（以下、川島）：今日、改めて見て思い返したのですが、最初の頃のことは恥ずかしすぎて何も覚えていないくらいでした。ウェディングドレスをしっかり着たのも初めてだし、けいぴー（中田圭祐）は初対面だったので「どういう人なんだろう？」と考えたりして、会うまでにとても緊張していたのを思い出しましたね。

――緊張は画面からも伝わってきました。「人見知りしないかな」と心配されているシーンもありましたよね。

川島：相手はどういう人なんだろうと心配でしたし、喋れなかったらどうしようという不安もありました。でも一緒に過ごす時間も増えていく中で、お互いの壁がなくなる瞬間があったと思います。

――「お互いの壁がなくなる瞬間」とは具体的にどんな感じでしたか。

川島：結婚式の後、ドライブをする場面がありました。本編には、それほど映っていませんが、実際は長く車を走らせていたんです。運転しながらたくさん話すことができたので、そこでお互いのパーソナル部分などを知ることができました。タメ口をやめようと話し合った記憶もあります。そこでけいぴーがどういう人なのか分かりましたし、お互いお喋りなタイプだったので楽しくなりそうだという予感がしました。

――“けいうみ夫婦”は視聴者から大人気でした。反響を聞いてどう感じましたか。

川島：友達から聞いたり、LINE NEWSになっているのを目にしたり、間接的に反響を知って不思議な感じでしたね。自分のパーソナルな部分を見られているというか、プライベートを見られている感じで、すごく照れ臭かったです。普段の仕事では“自分自身”として映るということがないので、自分のことを知ってもらった上で応援までしてもらえたのは本当にうれしかったです。

――今までは役者さんとして出ることが多かったですものね。

川島：そうですね。役者もですが、トーク番組でも自分を出す機会はありませんでした。私は『私たち結婚しました 3』に出演するときに、いつもの自分を出そうという気持ちでいましたが、けいぴーは最初は年下ということもあるのか緊張していたようにも見えました（笑）。

――海荷さんの方が盛り上げたという感じでしょうか？

川島：最初の緊張する空気は私から壊していきました。やはり年齢的な部分でけいぴーは気を遣っちゃうと思ったので。でもスタートしてみたら、あまり年齢も気にしていなくて。お互いの性格や雰囲気が作り出した結婚生活だったのかなと、今になって思います。

――出演シーズンの放送は、ご自身で見返しましたか？

川島：放送されたときに見ていました。何かよくわかんないです（笑）。「ここに映っているのが自分なのか？」ってくらい不思議な気持ちでした。「なんでこんな顔しちゃってるの〜」とも思いましたね。結婚生活を過ごしているときはあまり自覚がなくて、本当に流れのままでした。お互いの作り出す空気感のまま過ごしていた感じでしたが、後から見ると恥ずかしかったりもしますね。放送を見て、こんなことをやっていたなと思い出すこともありましたし、何より楽しかったという思いが一番です。キラキラしていたなと感じました。

――一番、思い出に残ったデートを教えてください。

川島：岩盤浴に行ったことです。私は岩盤浴デートに行ってみたかったので。でも見返してみて、こんなに岩盤浴でベタベタしちゃいけないなと思いましたよ。これはちょっとやめようって（笑）。

■川島海荷から見た新夫婦2組「なんだか伸びしろがありそう！」

――では、ここからは『私たち結婚しました 4』のお話も聞かせてください。新シーズンのゲストとして新たな夫婦を見守った感想はいかがでしたか？

川島：新鮮ですね。見る側になると、すごく楽しいです！自分が出ているのを見るのとは全然違ってドキドキ、キュンキュンしました。一つ一つの仕草や言葉に目が行くので、自分たちもこう見られていたのかなと思ったりもしました。今回は1話の収録でしたが、自分が出たときのことを思い返してみると、まだまだこの2組の夫婦は変化していくのだろうなと思っています。私達のときも最初出会ったときからは想像もできないような展開になりましたので。楽しいのは最初から変わらなかったけれど、その中にもいろんな感情が生まれたし、「こういう部分があるんだ」という発見も。シーズン4では既に2組ともステキですが、この先また違った魅力が見えてくるんじゃないかと楽しみです。

――放送の初回と後半では変わりますものね。

川島：私のときは全然違いましたね。それも含めて夫婦とか、結婚生活って変化していくものなのかもしれないなって思います。結婚生活といえば“安定”というイメージがありますが、どんどん変わっていくのもいいなと思いました。特にこの番組では、出会ったばかりでいきなり夫婦としての共同生活になります。隠せない自分の弱みも見えてくると思うので、その辺りもお互いに乗り越えていけたらいいんじゃないかな。

――新シーズンの2組の夫婦の印象を教えていただけますか。

川島：久保田（悠来）さんと（貴島）明日香ちゃんの方は落ち着いているというか大人な印象を受けました。2人ともゲームやカレーが好きで共通点がたくさんありそうなので、距離が縮まるのは早そう。既に1話で「あらら」という感じで。どんどん久保田さんが引っ張っていく感じもあるしスムーズに進みそうだと思いました。久保田さんのダンディなイメージとは違うギャップの部分も隠されていそうなので、そういうところも見たいですね。

――すごく楽しみですね。瀬戸利樹さん、紺野彩夏さんはいかがでしたか。

川島：瀬戸くんは天然なのかな。今回、ちょっと抜けている部分が見えたので、年下の紺野さんは戸惑っているんじゃないかな（笑）そういう意味では、けいぴーっぽい雰囲気がある気がしました。だから接し方がわかれば一気にマッチすると思うんですけれど。まだ1話なので、年下の紺野さんにも遠慮があって突っ込めていないのかもしれませんし。瀬戸くんの少し空回りしているようにも見える感じは、年上の私から見るとかわいいなっていう印象です。どちらの夫婦も全然色が違いますね。

――ではこの先、それぞれの夫婦が変化していく様子も楽しみですね。

川島：なんだか伸びしろがありそう！

――シーズン4の第1話を見てステキだなと思ったシーンを教えてください。

川島：久保田さんと明日香ちゃん夫婦のラブミッションで、「おでこにコツン」して思いを伝えるシーンがありました。おでこにコツンって、私はプライベートでさえ経験がないですし。顔の距離が近い上に喋る時間も長いじゃないですか。見ていてドキドキしました。明日香ちゃんの気持ちになっちゃいましたね、まるで私がされたみたいな感じに（笑）。久保田さんがやっていたのが、すごくスマートなコツンだったので、あれはされてみたいですね。

――スタジオでVTRを見るのと実際に夫婦として過ごすのでは違うものですか。

川島：全然違いますよ。どちらも楽しいんですけれどね。スタジオはやはり気楽です。腕枕やほっぺにキスするのを見ていましたが、まるで自分がお茶の間の視聴者であるかのように叫んじゃって（笑）。でも、よく考えたら、「あれ？私もなんか記憶にあるぞ」みたいな。自分が夫婦側だったこと関係なく楽しませてもらっちゃいました。もしかしたら、「川島も出ていたじゃないか」というツッコミが入るかもしれないですね。

――最後に、『私たち結婚しました』のシリーズを通した魅力を教えてください。

川島：普段の仕事では見せられないパーソナルな部分が出てくるところです。良いところに加えて、ちょっと抜けているところも見えてくる。お互いの弱点を補いあいながら、2人が作っていく生活を今回も楽しみにしています。私の思い描く結婚生活ですが、楽しいことだけでなく互いの足りない部分を補い合いながらというのがいいなと思っています。だから今回も、普段の4人の姿とはまた別な部分を見られたらうれしいですね。

（取材・文：Nana Numoto）