お笑いコンビのNON STYLE（石田明、井上裕介）が18日、大阪城公園で開催中の『大阪夢祭』の企画で、23年ぶりにストリート漫才を披露した。

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　2人は、昔の大阪の“ストリート”を再現した「大阪楽市楽座」の無料野外ステージに登場。センターマイクをはさんで立つと、平日の昼間にもかかわらず、人だかりができるほどの大盛況となった。

　9月に結婚を発表した井上に向けて、ファンから「おめでとう！」と至近距離で声がかかり、小さな子どもからプレゼントも。井上は「ありがとうやで〜」とうれしそうに触れ合った。そんな石田を井上はイジり倒し、SNSでの拡散をうながすなど、ストリート漫才ならではのネタを繰り広げた。

　2000年にコンビ結成したNON STYLEは、大阪・梅田や神戸・三宮の路上で漫才の腕を磨き、08年の『M-1グランプリ』で優勝を果たした。この日は、大阪城をバックにし、石田は「光栄ですね」としみじみ。劇場とは違う野外での笑いの響きに触れ、「スペってんのかなと思った」と冗談めかしながら、「お客さんと触れ合うのが好きやと再確認しました」と充実感をにじませた。

　また、結成当時のストリート漫才を振り返り、石田は「梅田の東通りで、酔っぱらいのおじさんに『おもんない』『お前は根本的に向いてない』と言われて…。アドバイスに従わなくてよかった。（その人は大阪人がよく言う）吉本の社長の知り合いらしいです（笑）」と懐かしんでいた。

　『大阪夢祭』は、大阪城天守閣復興90周年を締めくくるイベントで、大阪城公園全域で23日まで開催。「太陽の広場」には、昔の大阪の町並みを再現した「大阪楽市楽座」が設けられ、石田が全面プロデュースしたショーや寄席、飲食、体験ブースなどが楽しめる。