日本テレビは22日、日本初となるアナウンサーの声から生まれた女性向けファッションブランド『Audire』（アウディーレ）を立ち上げることを発表した。複数のファッションブランドを運営するCEORY社とパートナーシップを組み、アナウンサーならではの視点や声を取り入れながら、コンセプト設計やネーミング、デザインのディレクションをアナウンサーたちが主体となって届けていく。

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　「Audire」はラテン語で聴くを意味し、現代を生きる女性の「声」に寄り添うためことを掲げたブランド。コンセプトである「Wear the Voice（心地良いわたしをまとう）」を軸に、現代女性がどんなシーンでも心地よさをまとえる服を提供していくという。

　1st collectionでは、同ブランドの特徴である「凛としたフェミニン」を表現するラインナップとして、ドレープブラウスやクラシックベルトワンピースなど5点が登場。30日から10月2日に一般向けの試着展示・受注会が実施、ECサイトにて販売される。

　同日、都内で行われたローンチ記者発表会には、提案者としてチームを代表する形で日テレアナウンサーの郡司恭子がプレゼンテーション。参加メンバーは昨年8月ごろからアナウンス部から興味があるものを募って約1年をかけて運営され、この日は実際に商品開発に携わった郡司アナが自ら新アイテムを解説した。

　バストアップサイズで映った際にキレイに見えるシルエットや、下着が見えないスリップ留め、余計な音が鳴らないようなボタンの位置など、数多くのこだわりを紹介しつつ「生活場面も意識してプロダクトに声を落とし込んでいます。“アナウンサーが着る洋服”ではなく、アナウンサーの声から生まれたブランドであるということを伝えていきたい。いろんな女性の方に共感して袖を通していただきたい」と呼びかけた。

　今後について郡司アナは「アナウンサーが関わる事業を安全に着地させることに奔走してきた。きょうからはまた会議をするなかでどう展開するか深く議論しなくては。私個人としては店舗に目標はなく、いつかチャリティーラインを作れたら」と夢を語りつつ、「次は秋・冬を展開できるように来年の春ごろに発表できれば」と目標を明かしていた。

　またイベントでは、徳島えりかアナとモデルの有末麻祐子、LIFE CREATE社の前川彩香氏によるトークショーも行われ、忽滑谷こころアナと佐藤真知子アナも応援にかけつけた。