かつて「秒速で1億円稼ぐ男」として世間の注目を集めた実業家・与沢翼氏（39）が、9日放送の反面教師バラエティー『しくじり先生　俺みたいになるな!!』（ABEMA）に初登壇。与沢先生の幼少期や学生時代から人生をひも解き、どのようにして「秒速で1億円稼ぐ男」になったのかを徹底解剖。壮絶な人生と億単位のしくじりを題材に授業を行った。

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　現在ドバイ在住の与沢先生は、10年前29歳のときに「秒速で1億稼ぐ男」としてメディアに出演し、ド派手なセレブ生活などで注目を集めた。そんな先生は、授業の冒頭で「秒速で1億稼ぐ男から秒速でホームレスに転落しちゃった」と壮大なしくじりを激白。“与沢翼の栄光と転落”と題した授業では、壮絶なしくじり人生の真相に迫った。

　授業ではまず、「秒速で1億稼ぐ男」がどのようにして出来上がっていったのか、先生の幼少期からひも解いていくことに。

　小学生時代、両親から離れ埼玉県の秩父で祖父母とともに暮らしていた先生は、小学6年生のときに再び両親と暮らすために大宮の学校に転校したが、言葉がなまっていたことや生意気な性格だと目をつけられ、転校した翌日からいじめが始まったと告白。“どうしたらいじめがなくなるのか”と考えた先生は、「ちょっとヤンチャな子たちと一緒にいたらいじめが少なくなったことに気づいた」と言い、中学生になってから「ヤンキーを頼っていじめた奴らに復讐した」と打ち明け、生徒たちを戦慄させた。

　その後、中学校もほぼ行かなくなり、高校も3日で退学。15歳で地元の暴走族に入り、暴走行為で逮捕されて少年鑑別所に入ることになったという先生。ヤンキー時代を振り返り、「けんかは弱いけど、とにかく口が達者だった」と自ら語った先生は、「いかにけんかをしないでポジションを保つか、どれだけ怖いって思ってもらえるか」ということを考えていたと話し、当時実践していたヤンキー攻略の法則を伝授した。

　そして、そんな先生の運命を変えたのが、留置所にいるときに祖父が差し入れてくれた『だから、あなたも生きぬいて』（大平光代著）という1冊の本。いじめや非行、極道の妻を経験してきた著者が29歳で司法試験に合格し、弁護士になるまでの軌跡を描いたこの本を読み、先生は「弁護士になろう」と決意したのだと語った。

　不良少年ばかりという周囲の環境は変わらず、「そこから離れなきゃいけないんだけど、そこでしか生きる場所がない」と葛藤の日々を送りながらも、アルバイトをしてお金を貯めるなど、自身は真面目になっていたという先生でしたが、友だちから「暴走族の引退集会に来てくれ」と誘われ、そこに参加したことで2度目の逮捕を経験したのだった。

　そんな波乱の10代を過ごした先生も、20歳のときに大検で早稲田大学に合格したことが人生の転機に。地元を離れ、目標である弁護士になるため司法試験の勉強に励んでいた先生は、大学2年生のときに当時世間を騒がせていた実業家・堀江貴文氏に「超カッケーじゃん！」と心酔。

　「ホリエモンの旧態依然とした体制に歯向かうスタンスがヤンキー魂と似ているように見えた」「“ヤンチャなところ”と“真面目にやっていきたい”というのがちょうど合わさったのが起業家なんじゃないかと思った」と、大感銘を受けたと語りました。そうして、司法試験の勉強をやめ、起業に関する講義を受けまくるようになった先生は、早稲田大学ビジネスプランコンテストで優勝するなど、早くも頭角を現すように。

　そして、当時流行り始めていたギャル向けの服を携帯で販売する会社の社長から「月に20億女の子の服を携帯で売っている」という話を聞き、「ギャル男向けの服を携帯で売ればバカ売れっしょ！」と、閃いた先生は、23歳でギャル男服の通販サイトを運営する会社を初起業することになった。

　その後の授業では、起業からわずか3年半で年商10億円の会社へと成長するまでのカラクリや、「月収が200万、手取りが144万円になってから少しずつ感覚が狂い始めて26歳のときにこうなりました…」と先生が明かした、衝撃の私生活に生徒一同が驚がく。

　さらに、完全に“天狗状態”だった先生は、欲に目がくらみ、まさかの特大しくじりを犯してしまい…“3億円の負債を抱え自己破産”という大ピンチになる。少年時代から振り返り、失敗や成功を繰り返しながらも「秒速で1億稼ぐ男」としての片鱗をのぞかせていった与沢先生のしくじり授業は、放送後7日間、無料で見逃し視聴が可能。

　なお、『しくじり先生　俺みたいになるな!!』は、テレビ朝日と共同制作するバラエティー枠『ネオバズ！〜BUZZる！ネオバラ〜』（以下『ネオバズ！』）にて放送中。