人気グループ・Hey! Say! JUMPの薮宏太（32）と加藤清史郎（20）が25日、東京・新国立劇場で上演されるミュージカル『BE MORE CHILL（ビー・モア・チル）』プレスコール後取材会に参加した。ドラマ『任侠ヘルパー』（2009年）以来、13年ぶりに親友役で再共演する2人。薮は「久々に会ったらすごく大人になっていたけど、やんちゃな部分は残っていて。清ちゃんは清ちゃん、変わらない。会った時にこれは親友役いけるな、と」と自信を見せた。

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　オリジナル演出家のスティーヴン・ブラケット氏が演出を務め、SNSを中心に楽曲が世界中で支持された大ヒットミュージカルが日本初上陸。2004年に出版されたアメリカ人作家ネッド・ヴィジー二氏による同名小説をもとにした、現代的な設定に少しレトロなSF要素を織り込んだポップで型破りな青春ミュージカルとなる。ブロードウェイでも好評で、今後映画化も予定されている。

　13年前を振り返り、薮は「僕はまだ19歳で、今の加藤くんよりも下。まだ小さかった！“こども店長”とか演ってた頃」と懐かしみ、「前室で宿題をやっていて、それを教えてあげたり。ちょくちょく山田（涼介）の『暗殺教室』とか（加藤の出演）作品は観ていたので、大きくなる過程は見てきた」と成長に感慨。「年齢差は一回り以上あるんですけど…」と苦笑しつつも「でも実年齢と役があまり関係ないのがミュージカルの魅力」と力説した。

　稽古場では互いサッカーのユニフォームを着ているそうで、加藤は「共通の趣味があるので、毎日うれしい」と声を弾ませる。普段から薮の提案により敬語抜きで話しているといい「昔も今も変わらず大好きなお兄ちゃん。今回、高校生の役で超親友なので距離に関しては近づいた。心の距離は、稽古期間を使って縮めることができた」と喜ぶと、薮も「ミートゥ！」とうなずいた。

　取材会には井上小百合（27）、横山だいすけも参加。座長・薮に、横山は「宏ちゃんは、すごくカッコいい印象。その彼がオタクを演るって聞いて『イヤイヤならんでしょ』ってなったけど、オタクっぽさ全開がはやく観てもらいたい」と絶賛し、井上も「頼もしい。稽古場でも周りの方をすごく観ている。円滑に進むように仕切ってくださるのでとってもすばらしい方」と尊敬すると、薮は「今の流れを太文字でお願いします」とご満悦の様子だった。

　劇中は“オタク役”を全うしている薮は、稽古後にHey! Say! JUMPの仕事として音楽番組に出演した際に「切り替えが難しかった」と苦笑。加藤から「ちゃんとかっこよかったよ！」と励まされ、横山も「全然違くておもしろくなっちゃった。かっけぇなやっぱり！」と感心しきりだった。8月10日まで同所にて、そのほか、福岡、大阪でも上演される。