年内をもってコンサート活動からの引退を発表している歌手・加山雄三（85）が9月9日に東京国際フォーラム ホールAで開催するラスト公演『加山雄三ラストショー〜永遠の若大将〜』のチケットが、海の日の7月18日午前10時に発売され、即日完売となった。

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　「海の日」（1995年制定）を祝日とするための運動に自身も尽力した特別な日に、加山は数々の発表を行った。

　SNSにはラストショーに「行きたくても行けない！」という声であふれ、加山本人にも届いたことがきっかけとなり、全国47都道府県の映画館でライブビューイングが行われることが決定した。

　このラストショーの売り上げの一部は、加山が海洋環境の汚染と若者の「海ばなれ」を危惧し、2019年に公益財団法人日本セーリング連盟と共に設立した「海　その愛基金　海洋環境クリーンプロジェクト」に寄付されることも発表された。

　ラストショーを盛り上げるため、加山の出世作となった映画若大将シリーズの『大学の若大将』（1961年）、『ハワイの若大将』（1963年）、『エレキの若大将』（1965年）が全国47都道府県の映画館で復活上映が決定。8月26日〜9月8日までの2週間限定で公開される。

　また、ファンが選んだ人気曲全21曲を収録したベストアルバム『若大将ベスト』を9月7日に発売することも決定。昨年4月に配信シングルとしてリリースした「紅いバラの花」も多くのファンの声に応えて初めてCD化される。