Aimer、FLOW、藍井エイルらソニー・ミュージックレーベルズのアーティスト7組が、サウジアラビア最大級のイベント『Jedda Season（ジェッダ・シーズン）2022』内のアニメイベントエリア「Anime Village」（5月19日〜7月2日）でコンサートを行った。

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　首都リヤドに次ぐ大都市ジェッダで行われた『Jedda Season』は、60日間にわたって60種のエンターテインメントやゲーム、20本のコンサート、4つの国際展示会など、さまざまなジャンルのイベントが複合的に行われ、中東各国から総勢600万人を動員するサウジアラビア最大級のイベント。

　「Anime Village」はその中の1つで、アニメ作品の上映、アニメテーマソングを歌うアーティストのライブ、クリエイター・原作作家とのミーティング＆グリートなど、アニメに特化したイベントが行われるエリアとなっている。毎週末、シティウォークエリアでコンサートが開かれ、アニメ作品とゆかりのあるアーティストが集結。45日間で約100万人を集める盛況ぶりで、ソニー・ミュージックレーベルズからはFLOW、Aimer、藍井エイル、SennaRinらSACRA MUSIC所属アーティストをはじめ、DJ和、miwa、ALIが現地でライブパフォーマンスを披露した。

　コンサート初日（5月20日）のこけら落としは、藍井エイルが担当した。数々の海外イベントに出演してきた藍井だが、サウジアラビアでのライブは初めて。「流星」（アニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』OPテーマ）、「シリウス」（アニメ『キルラキル』OPテーマ）など、数々のアニメタイアップ曲で幕を開けた。

　6月10日には、5人組バンドFLOWが登場。2019年にリヤドで開催された『SAUDI ANIME EXPO 2019』に続き、2度目のサウジアラビアでのステージとなった。「GO!!!」（アニメ『NARUTO -ナルト-』OPテーマ）、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」（アニメ『ドラゴンボールZ』OPテーマ カバー）など大人気曲を立て続けに披露し、観客を沸かせた。

　6月18日に登場したのは、作曲家・澤野弘之プロデュースの新人SennaRin。4月にSACRA MUSICからメジャーデビューしたばかりで、国内でもまだワンマンライブを開催していないなかでの海外初ステージとなった。自身の楽曲のみならず、「SennaRin from SawnoHiroyuki[nZk]」として「Into the Sky」（『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』OPテーマ）、「aLIEz」（アニメ『アルドノア・ゼロ』EDテーマ）など、澤野のボーカルプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk]」の人気楽曲を現地のファンに届けた。

　そして、コンサート最終日（6月29日）のグランドフィナーレは、Aimerが務めた。サウジアラビアでも特に人気があるアニメが『鬼滅の刃』『NARUTO』『ガンダム』で、Aimerが歌う『「鬼滅の刃」遊郭編』のOPテーマ「残響散歌」は特に人気が高いという。

　Aimerは自身初となるサウジアラビアでのステージで、「残響散歌」や『「鬼滅の刃」遊郭編』EDテーマ「朝が来る」を歌唱。さらに「StarRingChild」（『機動戦士ガンダムUC episode7「虹の彼方に」』）も熱唱して観客を沸かせ、フィナーレにふさわしい盛り上がりをみせた。

　関係者によると、Aimerの出演情報解禁でチケットが即日完売したほどの人気ぶり。また、「Anime Village」開催期間中は「暑い気候にもかかわらず、会場ではコスプレレイヤーも多数見受けられた」といい、「各アーティストへの熱い声援や歓声はもちろんのこと、それぞれの代表曲を日本語で歌うなどの場面もありました」と現地での熱い反応を明かした。