今年初の野外フェスにして、今や日本を代表するレゲエ・フェスとなった<DoCoMo Presents TOWER RECORDS Japan Reggae Festa in Okinawa>が、4月29日、沖縄・宜野湾市海浜公園屋外劇場にて開催された。今年の天候はあいにくの雨(途中から曇り)にもかかわらず、5000人を超える盛況となり、開催6年目を迎えた同フェスの沖縄での高い人気を証明した。 |
「参加できて光栄に思うとともに、ステージではとてもエキサイトしたよ。話には聞いていたけど、オーディエンスの反応は予想以上に良かったので、驚いたよ」(クレイグ)「音もライティングも素晴らしく、また以前から知り合いのRYO the SKYWALKER、PUSHIM、SUNSETにも会うことができて楽しかった。彼らのパフォーマンスはエナジティックで、インパクトがあった」(オニール)
本場ジャマイカの文化と歴史をもった彼らのステージは、格段に素晴らしく、音が鳴る前、登場とともに会場の雰囲気が一変してしまうほどであった。ボルテージが上昇し、ダンスフィーリングに包まれた。
「ダンスホール・レゲエがハイエナジーな音楽であることは、国がどこであろうと変わらない。気温が変わっても同じテンションでパフォーマンスしているよ。沖縄でもジャマイカと同じ雰囲気を感じたよ。違いは言葉だけ」(ケビン)
今年元旦にリリースされた彼らのアルバム『HEY(エーイィー)』は、本誌最高位50位ながら九州・沖縄地区での反応がよく、同地区では最高位28位を記録している。フェスの成功を足がかりに、日本全土でのブレイクを図りたいところだ。今回の来日では東京、仙台、名古屋、福岡、広島でもライヴを行った。
「活動を始めてからまだ6、7年しか経っていないんだけど、成功ができたことに驚いているよ。10年以上やっている人でも成功を収めていない人もいるし、ジャマイカで自分たちより売れていても、日本で知られてない人もいるし」(ケビン)
この作品は現時点での彼らの全てが詰め込まれた自信作、多くの人に聴いてもらいたいという。
「ファンが何を望んでいるかを考え、音楽を作っている。パーティしたいとき、リラックスしたいとき、女の子と過ごしたいとき……。それを踏まえたうえで、自分たちの楽しいことを考える。そういう意味でのバランスはいちばん重要だよね」(クレイグ)
レゲエ・シーズン到来を前に再度、彼らの『HEY(エーイィー)』に注目しておきたい。
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2006/05/24