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ジョニー・デップ、元妻に約13億円賠償命令 名誉毀損裁判に概ね勝訴

 俳優のジョニー・デップ(58)と、元妻のアンバー・ハード(36)が、名誉毀損で互いを訴えていた裁判の判決が現地時間1日、米バージニア州の裁判所で言い渡された。陪審団は、「家庭内暴力の訴えは虚偽だ」とするデップの主張をほぼ認め、ハードに1500万ドル(バージニア州法の上限により1035万ドルに減額、約13億円)の賠償を支払うよう命じた。一方で、ハードの主張も一部認められ、デップには200万ドルの支払いを命じた。

名誉毀損で互いを訴えていたジョニー・デップと元妻のアンバー・ハード (C)ORICON NewS inc.

名誉毀損で互いを訴えていたジョニー・デップと元妻のアンバー・ハード (C)ORICON NewS inc.

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 裁判は約6週間にわたり行われた。デップはこの騒動で人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作は保留され、『ファンタスティック・ビースト』も降板するなど、「全てを失った」などと訴えていた。

 先週金曜日に双方からの最終弁論が行われた後、陪審員は審議に入り、戦没者追悼記念日の休日を挟んで、5月31日の朝に再開。6月1日の午後、計12時間以上の審議が行われ、全会一致で評決が下された。デップは出席していなかったが、評決を受けて、「陪審員が私の人生を取り戻してくれた」などと声明を発表。ハードは裁判所に出廷していたが、かなりショックを受けていたという。

 二人は、2011年の映画『ラム・ダイアリー』で出会い、15年2月に結婚。しかし、ハードは、16年5月に離婚と家庭内暴力の抑制命令を申請。8月16日に共同声明が発表され、離婚が成立した。デップによる暴力の証拠となる写真や動画が流出する騒動となったが、後にハード側の捏造であったことや、慈善団体へ寄付すると言っていたデップから受け取った離婚和解金を実際は寄付していなかったことなどが発覚。デップは一連の騒動により、自身の名誉だけでなく、家族との時間や多くの仕事の機会を失うことになった。

 デップは、2020年11月に英国で、自分を「妻を殴る人」と呼んだタブロイド紙「The Sun」を名誉毀損で訴えたが、これには敗訴している。今回の裁判は、ハードが家庭内暴力の被害を受けていたと米国の新聞で主張したことなどにより、名誉を傷つけられたとして、デップ側が5000万ドルを求め提訴したもの。デップの弁護士がハードの主張をデマと呼んだことは中傷に当たるとしてハードも反訴し、1億ドルを求めていた。

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