舞台『呪術廻戦』の制作発表会が13日、都内で開催され、出席した『週刊少年ジャンプ』の中野博之編集長は、『呪術廻戦』の今の盛り上がりについて語った。

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　『呪術廻戦』は、2018年3月より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした作品で、ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が、呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジー。コミックスは累計6500万部を突破する人気作品で、テレビアニメが2020年10月〜21年3月まで放送、2021年12月に劇場アニメ化、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が決まっている。

　今回、舞台化されることになり、この『呪術廻戦』の盛り上がりについて中野編集長は「『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプ連載スタート時に私が記者会見を開いて魅力をアピールしたくらい編集部でも期待の大きいタイトルでした」と告白。

　実際、2018年3月に開催した新連載を発表する記者会見で、中野編集長は「（ジャンプ50年の）歴史的にも珍しく、編集会議満場一致での連載開始が決定いたしました」と話しており、『呪術廻戦』の連載を決める会議で、オリジナリティーのあるストーリー、キレのあるセリフ、独特のキャラクター造形などが評価され「編集部が満場一致で連載決定した」というエピソードと説明していた。

　その後、連載をスタートさせると、ジャンプの看板作品となり、改めて中野編集長はこの日「期待通りに漫画は多くの読者を獲得し、アニメーション、劇場版とどんどん広がっていきました」とし、「そして今の最高の状況で（今回の）舞台へ世界を広げることができ、本当にうれしく思っています」と喜んだ。

　舞台化については「キャラクターが魅力的な作品ですが、領域展開や黒閃などバトル描写も呪術廻戦の大きな魅力のひとつだと思います。それが舞台でどのように表現されるのか、2.5次元化にピッタリな作品だと思います」と期待を寄せた。

　舞台の出演キャストは、主人公・虎杖悠仁役を佐藤流司、伏黒恵役を泰江和明、釘崎野薔薇役を豊原江理佳、七海建人役を和田雅成、真人役を太田基裕、夏油傑役を藤田玲、五条悟役を三浦涼介が担当。そのほか、禪院真希役を高月彩良、狗巻棘役を定本楓馬、パンダ役を寺山武志、伊地知潔高役を田中穂先、家入硝子役を石井美絵子、吉野順平役を福澤希空、漏瑚役を山岸門人、花御役を南誉士広、両面宿儺役を五十嵐拓人が担当し、アンサンブルとして河野凌太、小泉凱、遠井公輝、長嶋拓也、望月凜が出演する。



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