創業110周年を迎えた吉本興業が、「令和」の新時代に伝統の「笑い」と最新の「笑い」を同時に届ける特別公演『伝説の一日』(4月2日、3日)が、大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催。千穐楽の参回目は、口上を中田カウス、海原やすよともこ、司会をあべこうじが務め、ネタのトップバッターにさや香が登場した。最後のパートには、ダウンタウンが登場し、会場の大きな歓声を受けた。 やすともは、口上で「本日は吉本興業、創業110周年特別公演。このような舞台、本当に光栄で、10年前だったら考えられない立ち位置。お笑いは人を元気にするんだと信じて、ずっと舞台に立ち続けています。真面目にふざけ続けてまいります」と決意を込めたあいさつ。 続けてカウスが「百花繚乱、きのうきょうと芸人という花が咲き誇っております。企業の平均年齢は30年と聞いたことがあります。ある方に『110年続いている吉本はどうなりますか?』と聞きましたら『神がかっている』と。この神様とは、お客様ですね。この劇場もそうなんです。お客様が入っていただいて初めて魂が宿る。今後とも、所属芸人のご支援、叱咤激励よろしくお願いいたします」と呼びかけた。 ネタのトップバッターはさや香、カウスによる「漫才のDENDO」で、すゑひろがりずが登場し、ネタのトリはやすともが務めた。会場の熱気も高まる中、最後のパートにダウンタウンが登場。おもむろにセンターマイクが立ち上がると、打ち合わせなしの30分間ノンストップ漫才を行い、爆笑のうちに締めくくった。