今年で10回目を迎える多様性オーディション『ミスiD2022 卒業式』が21日、都内で行われ、今年を代表する11人『アメイジングミスiD2022』が発表。そのなかから、グランプリとして、金井球（かない・きゅう／20）さんが選ばれた。「本当に獲れるとは思ってなかった。獲れるのかな、獲れたらいいなと思っていたのでちょっとマジ信じられない。ありがとうございますとしか…」と驚きながらも喜びを明かした。

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　美容学生として働いている金井さんは、今年4月から美容師のアシスタントとして就職予定。「将来、美容室を開いたら『ミスiD』グランプリの店という名前にするので、今ここにいる人と、歴代のひとには5％オフ、選考委員は10％で髪切ります」と意表を突いたコメントで笑わせた。現在、7400人ほどだというフォロワーに喜びを伝えたいといい「（フォロワー数は今後）10万になります！」と高らかに目標を掲げた。

　さらに個性あふれるファイナリストたちのなか、ジーンズにスニーカーという出で立ちで登場した金井さんは「くだけた服を着てきたらまさかグランプリをもらえるとは。だったらかわいい服を着てくればよかった」とちょっぴり恥ずかしげ。

　芸能界入りには「ちょっといいかも、って思いました」と興味ものぞかせながら、夢だという美容室経営には「2、3年経験を積まないとけないのでお客さんがつくようになったら、必ず実現します。5年で！いきます！」と宣言。一方で、「お笑いがすきなので佐久間（宣行）さんの力を借りて『ゴッドタン』に出たいです」と意欲もみせていた。

　初代グランプリに玉城ティナやゆうこす、戦慄かなのらを輩出した同オーディションでは12歳から40歳、国籍も未婚既婚も不問、心のジェンダーが女の子であればOK、新しい時代をサバイブしていく多様な女の子のロールモデルを発掘する。今回は、昨年7月にエントリースタート。昨年に続くコロナ禍の中、「オンライン面接」「SNS選考」、そしてリアルでの「最終面接」を経て、グランプリはじめ各賞の受賞者が発表された。

　ファイナルに進んだのは、小中学生からママシンガー、学校の先生、現役アイドル、声優、シンガーソングライター、歯科医師、TikToker、ライバーなど179人に、復活戦の結果、9人を加えた188人。その中から、『アメイジングミス iD2022』として金井さんのほか、吉志柚香（27）さん（ミスiDピープルチョイス）、胡桃沢はなさん、蒼咲はるか（23）さん、みうさん、Ayumi（21）さん、雫瀬永紡さん（リモートで参加）、mute（14）さん、あめのさん、オオハラ（26）さん、瑛依（19）さんが選出された。