広島東洋カープOBで野球解説者の大野豊氏（66）、石原慶幸氏（42）が17日、オンラインで行われた『ひろしまブランドショップTAU』リニューアル前夜祭に参加。カープのレジェンド2人が思い出トークを繰り広げた。

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　カープは2016年〜19年にセ・リーグ3連覇するも、昨年までの3年はいずれもBクラスに沈んだ。しかし戦力は整いつつあるとし、大野氏は「若手の力をどこまで出しきって、スタートダッシュを出遅れないこと。交流戦まで5割以上で、交流戦も最低5割。とにかく前半をいかに戦うか」とペナントの行方を占った。

　石原氏は「チーム全体の結束力」が必要と強調。3連覇時代の経験をもとに「全員で助け合ってやっている時は必ず良い方向に行く。今がダメというわけではないが、もう一度、各個人が確認しあって、そうすれば必ず優勝を狙えるチーム」と期待をこめた。

　昨年は、東京ヤクルトスワローズが前年最下位から一気にリーグ優勝するなど、シーズンを通して何が起こるかわからない混戦模様。イベントのクライマックスでは、オンラインで参加したカープファンとともに「それ行けカープ」を合唱し、チームを鼓舞した。

　このほか、昨シーズン限りで現役を引退した今村猛氏も飛び入り参加。さらに、広島出身の人気放送作家・桝本壮志氏、お笑いコンビのヴェートーベンも登場し、18日にリニューアルオープンする『ひろしまブランドショップTAU』をアピール。生産量日本一のレモン色を採用した店内には、地元の日本酒を味わえる角打ちコーナーや、カープ応援グッズもそろう。

　大野氏は「広島にかかわりのある人が、つながりながら魅力を伝えていかなければ。コロナの関係で難しいところもありますが、こういう時だからこそ発信していかなければ」と力をこめていた。21日にはマツダスタジアムで2008年以来となるOB戦「カープレジェンドゲーム」も開かれる。