漫画『東京ミュウミュウ』などの作画を手がけた漫画家・征海美亜さんが、3月7日にくも膜下出血で急逝したことが、14日に漫画誌『なかよし』の公式サイトにて発表された。これを受け、漫画家やアニメ『東京ミュウミュウ』に関わった声優陣が自身のツイッターなどを更新し追悼した。

　代表作の『東京ミュウミュウ』は『なかよし』で2000年から2003年まで連載され、中学生の桃宮いちごがミュウイチゴに変身し、仲間とともに“東京ミュウミュウ”として地球を守る物語で、2002年にテレビアニメ化もされ人気に。征海美亜さんは作画を手がけており、今年7月に完全新作アニメ『東京ミュウミュウ にゅ〜◆』が放送予定で、再び注目されていた。

　アニメ版で藤原ざくろ／ミュウザクロ役を務めた野田順子は「『東京ミュウミュウ』作者・征海美亜先生、突然のご訃報に接し、謹んでご冥福をお祈りいたします。「にゅ〜」のみなさんにバトンを渡しましたが、これからも作品を、キャラクターをずっと大切にして参ります」、藍沢みんと／ミュウミント役のかかずゆみは「征海美亜先生…」。

　青山雅也役の緒方恵美も「ヒロイン・いちごのような方でした。「勝手にどこかへ行かないように鈴をつけておく」役目は終えたけど、まだどこかへ行くには早すぎますよ？ 征海先生。アフレコによくいらして、ランチも何度も。いろいろ語ったあの頃をいちごの季節になる度に想うーーゆっくりおやすみ下さい」と追悼した。

　7月放送の新作アニメで主人公・桃宮いちご／ミュウイチゴ役を務める天麻ゆうきも「東京ミュウミュウという作品が無かったら、今の私はここにいません。いつまでもかけがえのない宝物です」と作品との出会いに感謝した。

　また、著名人からも惜しむ声が。『デ・ジ・キャラット』などで知られる漫画家・イラストレーターのこげどんぼ＊氏は「征海先生が亡くなられたというニュース…征海先生は私がなかよしで執筆してた頃とても仲良くして下さったので信じられないです…。すごく前向きでひたむきな方で、暫くお会い出来てなかったですが、東京ミュウミュウ再アニメ化も控え、相変わらず頑張っていらっしゃるんだな…と思っていましたが…」とし、「がんばっていらっしゃるな」と思いながらも、連絡を怠ってしまっていたのが悔しいです」と心境をつづった。

　『東京ミュウミュウ』関連の企画に関わって芸能界入りした明坂聡美も「スーパードール★リカちゃんの頃から大好きで、中一の時に初めてサイン会でお会いして、会いたくて送った『東京ミュウミュウ』のオーディションで芸能界に入って…イベントの度に来てくださって、サインも写真もグッズも大切な宝物になりました。ずっと憧れのお姉さんでした。ご冥福をお祈りします」と惜しんだ。