森光子さんが亡くなって10年を迎える今年、森さんに縁のある出演者が、自分だけの森さんとの思い出を語るBSフジ開局20周年記念番組『私しか知らない森光子〜豪華スター涙と笑いの初告白〜』が6日の午後7時から放送する。黒柳徹子、加藤茶、太田光（爆笑問題）、米倉涼子らが「森さんと私」を、時に涙も交えながら明かすなか、森さんにとって特別な存在であった東山は、初めて森さんにあいさつした時の様子や、舞台人・森光子の機転に感動したエピソードなど、大切な思い出を語っている。

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　女優・森光子の代名詞ともいえる舞台『放浪記』は上演回数2017回を記録。女優として初の国民栄誉賞を受賞するなど、日本中から愛された。92歳で亡くなるまで第一線で輝き続けた森さん。没後10年の節目を迎える今年、フジテレビに残る貴重映像と出演者たちの証言をもとにもう一度、森さんの魅力に迫る。

　森さんが司会の『3時のあなた』に東山が初めて出演した際の映像が登場。当時21歳の自分を観た東山は「今と一緒」と笑った、ある仕草とは。ひとりきりでのトーク番組出演に緊張していた心境を、森さんとの懐かしい会話にほほえみながら思い返した。

　さらに2人がやりとりしたFAXを公開。東山の本音が垣間見える、森さんの自宅に残されていた貴重な二人のFAX。当時、舞台にドラマにと大忙しだった東山。体調を気遣う森さんからのFAXに対する自身の返信を「意外に森さんには正直に言っているんだな」と振り返る。メールではわからない、その人の人間性が伝わる手書きの文字…丁寧な森さんの字を懐かしんだ。

　そして情報番組の司会を受けたきっかけ、文字を書くという習慣や迷った時の判断など、さまざまな場面で、森さんが染み込んでいることを感じると言う東山。子供が生まれたばかりの頃、手を伸ばして森さんの指を握ったというエピソードを披露し、その時に感じた不思議な感動を語った。そのときの写真と合わせて届ける。自身にとって森さんとは、と問われた東山さんの答えは「名前の通り“光”」。その意味するところとは。

　このほか、米倉が森さんに送った「一通の手紙」。黒柳が語る森さんと過ごした50年。お笑い界のレジェンド、ザ・ドリフターズの加藤と唯一無二の漫才師・太田が特別対談『森光子と笑い』。周囲の人から語られる「森光子」を通して、この時代に生きるすべての日本人へエールを送る。