俳優の勝村政信、高杉真宙が3日、東京・新国立劇場 小劇場で行われた舞台『ライフ・イン・ザ・シアター』の開幕直前取材会を行った。

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　勝村は「ようやく、ここまで来たな、と」としみじみ。「なかなか大変な芝居なので、よく間に合ったなというのが感想です。全編、ほとんど着替えながらしゃべっている。最初のころは、スタッフ全員、迷子になって『今、どこをやっているんだろう…』と。せりふも出てこないし。それが、ようやく形になった感じです」と苦難の道のりを振り返る。

　高杉も「（きょう開幕が）うそみたいな感じ。きのう、ふとシャワー浴びながら『あしたから本番だ！』と一瞬あせった。気持ちが落ち着かないまま眠りについた」と勝村同様に追い詰められたそう。それでも「きょうを無事に迎えられることは、スゴく幸せ。みなさんと一緒にやってきたことを、一つひとつ丁寧にぶつけていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

　舞台では、90分間しゃべり続けるが、勝村は「まだ、ちゃんと（せりふを）覚えてません」と笑わせ、高杉から「そんなことないでしょ（笑）」と息ピッタリにツッコミ。勝村にとって、2人芝居は4回目だそうだが「これだけ場数があって、着替えも多いのは初めて。トップクラスに大変です」と説明すると、アドリブについて問われても「そんな余裕がないです…」と苦笑いを浮かべていた。

　『ライフ・イン・ザ・シアター』は、きょう3日から13日まで同所で上演される。