俳優の古川雄大(34)、浜中文一(34)が6日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで行われた舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』取材会に出席した。 同作は、17世紀フランスに実在した詩人にして剣豪であるシラノを主人公にした、エドモン・ロスタン作の戯曲。1897年の初演以来、世界中で多くの人を魅了してきたが、2019年秋に、マーティン・クリンプによって、現代的な脚色がなされた、まったく新しい『シラノ・ド・ベルジュラック』が誕生した。クリンプ版の戯曲が今回、日本初上演となる。 ストレートプレイで10年ぶりに主演を務める古川は「初心者の気持ちでやらせていただいております。プレッシャーに感じてもいますね。シラノを演じるってかなり大変で、誰もがやりたい役ですので…。(けいこ中は)なるべくなんでも対応したいなと。言われたことに対して、なるべくYESって答えたいと考えていました」と言葉に力を込めた。 先月20日に新型コロナウイルス感染が伝えられた浜中は「10日間くらいお休みをいただいたのですが、復帰してからも僕も変な感じになることなく、温かく迎え入れてくれて、ありがたかったですし、楽しいけいこ場でした」と感謝。座長の古川について「同い年なんですけど、なんか頼れるお兄ちゃんみたいな雰囲気があって。けいこ場に最後までいて、向き合っている姿を見て、尊敬していました。なんでそんなことができるんだって感じていました」と賛辞を送っていた。 取材会にはそのほか、馬場ふみか、翻訳・演出を手がけた谷賢一氏も出席。同作は、きょう7日から20日まで上演される。