アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

『エヴァ』商品化総数2万点超、1997年最初の企業コラボから 商品化権ビジネス発展に貢献

 国内外で活躍した個人や団体、キャラクタービジネスの施策を表彰する『日本商品化権大賞2021』(日本商品化権協会主催)の受賞作が2月1日、発表された。国内部門は「エヴァンゲリオン」シリーズ、テレビアニメ「呪術廻戦」、グローバル部門は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、「Pokemon」、審査員特別賞は「ONE PIECE」、特別栄誉賞は「熊本県PRキャラクター くまモン」が受賞した。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のキービジュアル(C)カラー

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のキービジュアル(C)カラー

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 今回で10回目となる同賞は2020年11月1日より2021年10月31日までの期間、日本国内において実施したキャラクターの顧客吸引力を高めた施策、日本発のキャラクターが海外で実施した施策を対象に表彰。商品化権ビジネスが変化する現在、キャラクターが持つ顧客吸引力の価値が重要となっており、業界の発展に繋げるため創設された。

 キャラクターの定義は広義の意味で解釈し、商標権、著作権、パブリシティー権を含み、施策とは、顧客吸引力を高めるために実施したCM、広告、キャンペーン、メディア(映画、TV番組、配信、アプリ、ゲーム、出版)発信、イベント、施設、展示会などを指す。なお、審査員特別賞は、最終審査員が特に推薦するキャラクターの顧客吸引力を上げた施策を実行された団体や個人を表彰し、特別栄誉賞は上記期間に限らず複数年に渡って優れた施策を実行してきた団体や個人を対象としている。

 一部作品の受賞理由は以下の通り。

国内部門
・「エヴァンゲリオン」シリーズ
商品化においても世界的なファッションデザイナーのアパレルや高級車販売など、さまざまなジャンルの企業にライセンスされ、1997年の最初の企業コラボから商品化総数が2万点を超えるなど、商品化権ビジネスの発展に多大な貢献をされました。

・テレビアニメ「呪術廻戦」
様々な企業とのコラボによるイベント、キャンペーン等の施策も続々と実施されています。初の映画化となる「劇場版 呪術廻戦 0」も12月24日に全国公開。商品化においてもお菓子、飲料、アパレル、玩具等のさまざまなジャンルの企業にもライセンスされ、商品化権ビジネスの発展に多大な貢献をされました。

グローバル部門
・「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
世界78の国と地域で劇場公開され、全世界合計の興行収入が約520億円を突破する大ヒットとなりました。また海外商品化においてもさまざまなジャンルでのライセンス展開がなされ、日本発 IPのグローバルな商品化権ビジネスの創出に多大な貢献をされました。

・「Pokemon」
世界各国ではポケモンカードゲームが大きな話題を呼び、グローバルでの話題に事欠かない1年となりました。その他にも、ユニバーサルミュージックグループとは、ケイティ・ペリー、ポスト・マローン、J.バルヴィンなどの世界的アーティストが参加する音楽プログラム「P25」を実施するなど、ゲーム、モバイルアプリ、アニメーション、商品等のポートフォリオ全体でグローバルの施策を展開。日本発 IP のグローバルな商品化権ビジネスの発展に多大な貢献をされました。

関連写真

  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のキービジュアル(C)カラー
  • テレビアニメ『呪術廻戦』のキービジュアル第3弾 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索