日本人民間宇宙飛行士として初めてISS（国際宇宙ステーション）に渡航・滞在した実業家の前澤友作氏（46）が、23日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』（毎週日曜　前10：00）に出演。スタジオ初出演となった今回、松本人志ら出演者たちとのトークを楽しんだ。

　前澤氏は滞在を終えての感想について「宇宙があったっていう事実にびっくりした」としみじみ。滞在中の睡眠では夢を見なかったそうだが、石原良純が「疲れているから？」と話していると、松本は「夢がかなったからじゃないですか」と絶妙な切り返しで笑いを誘った。

　前澤氏は今後やりたい3つのことについて、ホールインワン、地球上からお金をなくしたい、孫の顔が見たいの3つを掲げた。「お金があることで、みんな大変な思いをしているんじゃないかなと。もっと幸せにならないかな。全員が0になる」と持論を展開した。

　前澤氏が「資産がない。誰かの持ち物ではなくなる。お金をもっと自由に。みんなが仕事をすれば生産物は減らない」と明かすと、松本は理解を示しながら「手を抜く人が出てくるので、難しいですけど」と話していた。

　前澤氏らを乗せたソユーズ宇宙船「MS-20」は、日本時間の昨年12月8日午後4時38分にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からISS国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられた。その後、約12日間にわたりISSに滞在。同20日午後0時13分にカザフスタン・ザナアルカ地区に着陸、無事地球に帰還した。