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50周年のイルカ、ミニスカ披露「人生楽しまなきゃ」 息子と「なごり雪」歌唱

 シンガーソングライター・イルカ(71)が、パーソナリティーを務めるニッポン放送『イルカのミュージックハーモニー』(毎週日曜 前7:00)の30周年を記念して、23日に東京国際フォーラム ホールAで『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』を開催した。

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

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 会場には番組のオープニングテーマ「ダンス・ウィズ・ミー」とともに、イルカの「時刻は午後4時を回りました」といつもの番組と同じような雰囲気のナレーションが流れる。会場が暗転し、ステージにスポットライトが当たるとイルカ、伊勢正三南こうせつの3人がステージに登場した。

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

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 イベントのタイトルにもなっている「なごり雪」をオープニングから3人で歌唱し、記念すべき周年イベントはスタートした。なごり雪は伊勢正三が作詞、作曲したかぐやひめの楽曲で、伊勢と南はいわば生みの親。イルカがこの曲を広めた育ての親としたら、生みの親と育ての親による歌唱に、会場は冒頭から大きな拍手に包まれた。

 この日のセットリストは『ミュージックハーモニー』でリクエストの多い楽曲を選曲して構成。続く「海岸通」も3人で披露。同曲も伊勢が作詞・作曲を担当しており、フォークデュオ「風」で歌われた後、イルカがカバーしヒットさせた楽曲だ。MCでは「正ちゃん(伊勢)良い曲ばっかり書くのよ〜」と伊勢の作曲力を改めてイルカが絶賛すると、それに同意するように観客から盛大な拍手が送られた。それに対し、伊勢も「広めていただいて〜」とイルカに感謝を伝えていた。

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

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 続いては杉田二郎とのデュエットで、杉田が所属したグループ・はしだのりひことシューベルツの楽曲「風」を歌唱。トークパートでは、気心知れた仲だからこそのエピソードが多く語られた。そんな杉田とイルカは、杉田が作曲した楽曲「戦争を知らない子供たち」を歌い上げ、会場はリズムよく拍手で応えていた。

 杉田がステージを去った後、イルカは番組内で「もしかしたらサプライズゲストが来るかも?」と匂わせていたことを話し出す。「スケジュールが間に合うかわからない。まだ会場に来ていないから、どこかで“雨やどり”しているのかしら?? “関白宣言”しちゃってたらどうしよう!」と話し、観客はすぐに誰が登場するのかわかった様子で、イルカに呼び込まれたのは、その予想通りさだまさしだった。イルカ50周年のお祝いということで50本のバラの花束を持って駆けつけたさだは「本当におめでとうございます!」と祝福した。

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

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 隣の会場で行われているコンサートのゲストを少し抜け出して駆けつけたさだは、番組で最もリクエストが多いという「案山子」をイルカのリクエストで弾き語り。歌詞の一部をイルカも一緒に歌唱した。後半戦は尾崎亜美とのデュエット「サラダの国から来た娘」から幕開け。その後は伊勢と南がそれぞれステージに上がり、歌唱を行っていったが、南が伊勢を呼び込み「神田川」と「22才の別れ」を2人で歌唱した。

『イルカ50周年 イルカのミュージックハーモニー30周年記念青春のなごり雪コンサート』の模様(C)ニッポン放送

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 ここからは、イルカのソロパートへ。この日のイルカの衣装は、大胆に足を露出したミニスカートで「今まで履けなかったけど、人生楽しまなきゃ」と明かし、観客にも人生を楽しんでほしいと「人生フルコース」を笑顔で爽やかに歌い上げた。そしてイルカの人生を振り返るにあたり欠かせない人物である息子・神部冬馬が2人目のサプライズゲストとして登場し、初の合作「原石」をデュエット。息ぴったりのハモリで親子の絆を見せつけた。

 そして、イルカの原点と言われるシュリークス時代の楽曲「いつか冷たい雨が」をソロで歌った後、さだを除く今日出演したゲスト全員がステージに集結。全員で「まあるいいのち」を大合唱し、最後イルカは大きな声で会場に集まったファン、リスナーに「ありがとうございました」と感謝を述べ、イベントはフィナーレを迎えた。

 アンコールでは「なごり雪」を、息子の神部と一緒に熱唱。最後に「これからもぜひ『イルカのミュージックハーモニー』を聴いてくださいね。また会いましょう」と集まった観客にメッセージを送り、イルカにとってのアニバーサリーを祝う記念すべきイベントは、晴れやかに幕を下ろした。

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