参議院議員でSPEEDの今井絵理子氏が20日、都内で行われた『パラリンアート世界大会2021』の表彰式に出席した。

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　この日、今井はSPEEDのデビュー当時に『THE夜もヒッパレ』（日本テレビ系）で共演していたタレント・中山秀征と十数年ぶりに共演。思い出話に花を咲かせながら、議員活動に触れると「SPEEDの活動から子育てを通して、そして自分を障がいのある子を育てる中で、数々の障がいを持つ方とお会いした。その中ですごく感じたのは障がいというのは一つの個性だなと。その個性を認め会える未来に向けて、これからも頑張ってまいります」と話した。

　さらに中山から「息子さんがプロレスラーとしてリングに上ってますもんね」と、今井の息子でプレミア・礼夢選手の話題に。今井は「そうなんですよ、今はプロレスラーとして頑張ってます」と笑顔で返しつつ「親としては心配ですし、毎回試合前にケガがないようお祈りして見守るしかない」と、本音も吐露する一幕もあった。

　生まれつき耳が聞こえない先天性難聴の礼夢選手は、プロレスラーを目指してプロレス団体「プロレスリングHEAT-UP」に入団し、2020年12月にデビュー。母として心配は絶えないと口にした今井だが「うれしいのは、息子が夢や生きがいを見つけてから本当に変わった」と、日々成長する息子の姿を目の当たりにし「改めて人間の可能性は無限だなと思いました」としみじみ語っていた。

パラリンアートとは、障がい者アーティストとひとつのチームになり、社会保障費に依存せず、民間企業・個人の継続協力で障がい者支援を継続できる社会貢献型事業。今年で4年目の開催となる今大会のテーマは「笑顔（SMILE）」で、日本だけでなく国境を越えて、「笑顔（SMILE）」と聞いて連想するアートを世界中から募集。今年の大賞は「World's smile　世界中の笑顔（作・Marziyeh Hoshmand）」に決定した。