ダウンタウン、月亭方正、ココリコが、大みそかに「アウト」の数だけ笑いを届ける日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』。15年の節目を迎える今年で一旦休止となることが発表されたが、昨年の『大貧民GoToラスベガス24時!』はブルーレイ&DVDで発売されている。このほど、方正とココリコに同作の見どころ、一旦休止となった『笑ってはいけない』への思いを迫った。
■方正、松平健の「ハゲとるじゃないか」が決定打に スタッフとの攻防の歴史を回顧
――印象に残っている場面
【田中直樹】コロナ禍での『笑ってはいけない』だったので、どういう仕掛けだったり、笑いを作っていくのかなっていうのが今回一番大きなところでしたね。自分たちは、変わらずすごく楽しかったのですが、仕掛け人の方も含めて、スタッフさんにとっては大変だっただろうなと感じました。当たり前ですが、密になっちゃいけない、換気をしないといけないっていうこともあったりして。そういう意味でも、とても印象深かったです。
【遠藤章造】大みそかで15年、いろんなことがあって、世の中に合わせてやっていたりするので、大変な部分もたくさんありますが、この前の年に新しい地図の3人が出ていただいて。そこで、草なぎ剛くんが真似をしていたことをフリにして、村西とおるさんが、草なぎくんと出てきたのは印象深かったですね。
【月亭方正】僕は松平健さんですね。けっこう長尺だったんですけど。「ちょっと下むいてみろ、ハゲとるじゃないか」っていう風にイジられて(笑)。イジられるのは全然いいんですけど「ちょっと薄毛になっているくらいで、こんなにイジられるんやな」って思って、実際に映像見たら、ホンマにハゲてきていました。松平さんの言葉が決定打になったみたいな(笑)。
――『笑ってはいけない』は、演者のみなさんと仕掛けるスタッフのみなさんとのせめぎ合いの歴史でもあると思います。
【方正】もうここに何か宝箱みたいなのがあったら、みんなが7〜8個浮かぶ中、それをどこか裏切らないといけない苦しさは相当やと思いますよ。
【田中】(蝶野正洋による)方正さんのビンタも毎回ネタ振りがありますけど、それもめちゃくちゃ考えて作ってはるんやろうなと思いますね。
【方正】でも、最後の方はめちゃくちゃやったで。ヒポポ族に顔が似ているって理由もあったり…。蝶野さんのくだりで、毎回「お前、月亭何正だ?」って聞かれて「方正です」って答えたら「何言ってんだバカヤロー」って意味がわからへん(笑)。地雷がどこにあんのか。
――絶対に来ることがわかっているビンタへの心がまえはあるのでしょうか?
【方正】はじめの方はホンマにわからなかったんですけど、だんだん「この辺やろうな」っていうのが、わかってくるのよ(笑)。
【遠藤】腰の重い感じが伝わってきます(笑)。
【方正】でも、どっかで期待してんねんで。「田中やられろ、今年は遠藤に」って(笑)。
【遠藤】1回、浜田さんがビンタ受けそうになったことありましたもんね。
【方正】最終的にオレも受けるのはわかってんねんけど、あの時は浜田さんにもいくと思った(笑)。オレの苦しみとかを、仲間やったら分かち合ってほしいっていう気持ちがあるのよ。だから、誰かが先に受けて、その後にビンタされるんやったら、オレはええねん。
■“蝶野ビンタ”なしに安堵とさみしさ 田中は“タイキックさん”の年末を心配
――そんなビンタが今年はありませんが…。
【方正】もう、ほっとしています。何も考えんでええっていう部分もありますが、正直さみしい部分もあるよね。大みそかでやらないっていうのが、15年ぶりとかでしょう? あるのが当たり前になっていたので、すごい番組やったんやなって改めて思うんじゃないかな。大みそかに、みんなが楽しみにしている番組に出ていたって、改めて、すごいありがたいことをさせてもらっていたんやなって。僕のテレビ史やと思っています。
【遠藤】お仕事柄、地方とか行かせてもらうと、老若男女みなさんから、『笑ってはいけない』に出ていることを言っていただくことが多いので、この番組のおかげで日本中の人たちに顔と名前を一致してもらっていましたね。今でも「今年はないんですよね?」「残念です」と、いろんな方に言ってもらえるので、正直楽な気持ち、よかったっていう気持ち半分、さみしいなというのが半分ありますし。大みそかになって(今まで『笑ってはいけない』が放送されていた)午後6時半になって、違う番組をやっている時に、どういう心境になるかなと。
【田中】僕も同じ心境ですね。年末のその時間に出させていただいて、笑って年を越せれる現場にいられるのは本当にありがたくて幸せでしかないですよね。僕の場合は、タイキックを受けてきた数だけ、タイキックさんと年を越してきた思いがあるので、タイキックさんがどんな年末を迎えるのかなというのが気になっています。もちろん、連絡先も知らない、お仕事だけの関係ですが(笑)。
――『笑ってはいけない』が始まった当初、こんなに長く続くと思っていましたか?
【方正】僕は、これはダウンタウンさんが死ぬまでやりはるやろうなと感じていて、今でもその気持ちですね。やっぱりおもろいんですよ。この世界に入ってから、いろんな人を見ているけど、この2人は違うんですよ。えぐくて。オレは本当に宇宙人やと思っているんです。年齢の衰えもない、センスもすごい…。それが死ぬまで続くんやろうなと思っています。オレは会ったのは高校生の時やから、その瞬間から大ファンやし、その人たちと仕事ができるというところから始まっていて、テレビの師匠なので。この2人が言うようにとは思っていますね。でも、嫌なことは嫌やと言いますけど(笑)。
【遠藤】僕もダウンタウンさんの影響をどっぷり受けてきた世代なので。一緒に出ていることが当たり前だと思ったことは1回もないし、奇跡の連続っていうくらいの意識でやっているので。顔と名前を一致させてくれたのは『ガキ使』なので、今年の大みそかにないのはさみしいなと思いますが、一生この人たちはお笑い界にいらっしゃるので。ただ、僕も嫌なことは嫌だと言っていくのは大事やなと(笑)。目では訴えようと思います(笑)。
【田中】僕らは前説から出させていただいて、25年になります。今も、はじめの頃と同じくらい緊張していますね。慣れるかなと思っていましたが、25年毎週ずっと初登場から変わらない気持ちで現場にいるんです。それって、ダウンタウンさんの現場やからと思うんです。ダウンタウンさんが今まで見たことないような笑いを作ってくれて。その中で自分が聞いたことない、イメージも浮かばんような中で何ができるのか。ダウンタウンさんや方正さんが笑ってくれたら何よりうれしいですし、企画の中で仕事がめちゃくちゃうれしいし、逆の場合はめちゃくちゃ落ち込みますから。
【方正】エレベーターに乗って、うしろに浜田さんが来たら、ずっとこうゾワゾワするやん? もしかしたら、何かやられるのかもって(笑)。そこには畏怖の念とか尊敬とか、いろんなことが混じっているのよね。松本さんが収録中にすっごい一言を放った時って、ジャングルでライオンの「ガオー!」ってやるのと一緒なんやなと感じますね。
――今年は休止となった『笑ってはいけない』ですが、またやろうと言われたら?
【方正】ダウンタウンさんがやるってなったら、まず「大丈夫ですか?」って聞きます。それでやるってなったら、わかりましたって、オレらは神輿でも担ぐし、なんでもします。
■方正、松平健の「ハゲとるじゃないか」が決定打に スタッフとの攻防の歴史を回顧
――印象に残っている場面
【田中直樹】コロナ禍での『笑ってはいけない』だったので、どういう仕掛けだったり、笑いを作っていくのかなっていうのが今回一番大きなところでしたね。自分たちは、変わらずすごく楽しかったのですが、仕掛け人の方も含めて、スタッフさんにとっては大変だっただろうなと感じました。当たり前ですが、密になっちゃいけない、換気をしないといけないっていうこともあったりして。そういう意味でも、とても印象深かったです。
【遠藤章造】大みそかで15年、いろんなことがあって、世の中に合わせてやっていたりするので、大変な部分もたくさんありますが、この前の年に新しい地図の3人が出ていただいて。そこで、草なぎ剛くんが真似をしていたことをフリにして、村西とおるさんが、草なぎくんと出てきたのは印象深かったですね。
【月亭方正】僕は松平健さんですね。けっこう長尺だったんですけど。「ちょっと下むいてみろ、ハゲとるじゃないか」っていう風にイジられて(笑)。イジられるのは全然いいんですけど「ちょっと薄毛になっているくらいで、こんなにイジられるんやな」って思って、実際に映像見たら、ホンマにハゲてきていました。松平さんの言葉が決定打になったみたいな(笑)。
――『笑ってはいけない』は、演者のみなさんと仕掛けるスタッフのみなさんとのせめぎ合いの歴史でもあると思います。
【方正】もうここに何か宝箱みたいなのがあったら、みんなが7〜8個浮かぶ中、それをどこか裏切らないといけない苦しさは相当やと思いますよ。
【田中】(蝶野正洋による)方正さんのビンタも毎回ネタ振りがありますけど、それもめちゃくちゃ考えて作ってはるんやろうなと思いますね。
【方正】でも、最後の方はめちゃくちゃやったで。ヒポポ族に顔が似ているって理由もあったり…。蝶野さんのくだりで、毎回「お前、月亭何正だ?」って聞かれて「方正です」って答えたら「何言ってんだバカヤロー」って意味がわからへん(笑)。地雷がどこにあんのか。
――絶対に来ることがわかっているビンタへの心がまえはあるのでしょうか?
【方正】はじめの方はホンマにわからなかったんですけど、だんだん「この辺やろうな」っていうのが、わかってくるのよ(笑)。
【遠藤】腰の重い感じが伝わってきます(笑)。
【方正】でも、どっかで期待してんねんで。「田中やられろ、今年は遠藤に」って(笑)。
【遠藤】1回、浜田さんがビンタ受けそうになったことありましたもんね。
【方正】最終的にオレも受けるのはわかってんねんけど、あの時は浜田さんにもいくと思った(笑)。オレの苦しみとかを、仲間やったら分かち合ってほしいっていう気持ちがあるのよ。だから、誰かが先に受けて、その後にビンタされるんやったら、オレはええねん。
――そんなビンタが今年はありませんが…。
【方正】もう、ほっとしています。何も考えんでええっていう部分もありますが、正直さみしい部分もあるよね。大みそかでやらないっていうのが、15年ぶりとかでしょう? あるのが当たり前になっていたので、すごい番組やったんやなって改めて思うんじゃないかな。大みそかに、みんなが楽しみにしている番組に出ていたって、改めて、すごいありがたいことをさせてもらっていたんやなって。僕のテレビ史やと思っています。
【遠藤】お仕事柄、地方とか行かせてもらうと、老若男女みなさんから、『笑ってはいけない』に出ていることを言っていただくことが多いので、この番組のおかげで日本中の人たちに顔と名前を一致してもらっていましたね。今でも「今年はないんですよね?」「残念です」と、いろんな方に言ってもらえるので、正直楽な気持ち、よかったっていう気持ち半分、さみしいなというのが半分ありますし。大みそかになって(今まで『笑ってはいけない』が放送されていた)午後6時半になって、違う番組をやっている時に、どういう心境になるかなと。
【田中】僕も同じ心境ですね。年末のその時間に出させていただいて、笑って年を越せれる現場にいられるのは本当にありがたくて幸せでしかないですよね。僕の場合は、タイキックを受けてきた数だけ、タイキックさんと年を越してきた思いがあるので、タイキックさんがどんな年末を迎えるのかなというのが気になっています。もちろん、連絡先も知らない、お仕事だけの関係ですが(笑)。
――『笑ってはいけない』が始まった当初、こんなに長く続くと思っていましたか?
【方正】僕は、これはダウンタウンさんが死ぬまでやりはるやろうなと感じていて、今でもその気持ちですね。やっぱりおもろいんですよ。この世界に入ってから、いろんな人を見ているけど、この2人は違うんですよ。えぐくて。オレは本当に宇宙人やと思っているんです。年齢の衰えもない、センスもすごい…。それが死ぬまで続くんやろうなと思っています。オレは会ったのは高校生の時やから、その瞬間から大ファンやし、その人たちと仕事ができるというところから始まっていて、テレビの師匠なので。この2人が言うようにとは思っていますね。でも、嫌なことは嫌やと言いますけど(笑)。
【遠藤】僕もダウンタウンさんの影響をどっぷり受けてきた世代なので。一緒に出ていることが当たり前だと思ったことは1回もないし、奇跡の連続っていうくらいの意識でやっているので。顔と名前を一致させてくれたのは『ガキ使』なので、今年の大みそかにないのはさみしいなと思いますが、一生この人たちはお笑い界にいらっしゃるので。ただ、僕も嫌なことは嫌だと言っていくのは大事やなと(笑)。目では訴えようと思います(笑)。
【田中】僕らは前説から出させていただいて、25年になります。今も、はじめの頃と同じくらい緊張していますね。慣れるかなと思っていましたが、25年毎週ずっと初登場から変わらない気持ちで現場にいるんです。それって、ダウンタウンさんの現場やからと思うんです。ダウンタウンさんが今まで見たことないような笑いを作ってくれて。その中で自分が聞いたことない、イメージも浮かばんような中で何ができるのか。ダウンタウンさんや方正さんが笑ってくれたら何よりうれしいですし、企画の中で仕事がめちゃくちゃうれしいし、逆の場合はめちゃくちゃ落ち込みますから。
【方正】エレベーターに乗って、うしろに浜田さんが来たら、ずっとこうゾワゾワするやん? もしかしたら、何かやられるのかもって(笑)。そこには畏怖の念とか尊敬とか、いろんなことが混じっているのよね。松本さんが収録中にすっごい一言を放った時って、ジャングルでライオンの「ガオー!」ってやるのと一緒なんやなと感じますね。
――今年は休止となった『笑ってはいけない』ですが、またやろうと言われたら?
【方正】ダウンタウンさんがやるってなったら、まず「大丈夫ですか?」って聞きます。それでやるってなったら、わかりましたって、オレらは神輿でも担ぐし、なんでもします。
2021/12/31