13歳の時に「第27回(2014年) ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリに選ばれ、俳優として活動している阿久津仁愛(20)。17年からミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで青学(せいがく)9代目・10代目の越前リョーマを4年間演じ、そこで彼の名前を知った人も多いことだろう。2020年春に“テニミュ”を卒業するタイミングで、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、『3rdシーズン最後のコンサート Dream Live 2020』は公演中止になるなど、多少の影響は受けたものの、出演作品が途切れることなく成長し続けている。 「“テニミュ”とともに過ごした4年間の集大成である『Dream Live』が中止になり、感染拡大の影響が長引いていった中で、仕事がしたい、舞台に立ちたいという気持ちが改めてどんどん大きくなっていきましたし、絶対に再開できると信じていました。“テニミュ”後初の『プラネタリウムのふたご』(21年1月〜2月)の舞台に立てた時は本当にうれしかったです」 8月には舞台『「鬼滅の刃」其ノ弍 絆』に累役で出演。10月の東京芸術祭2021『野外劇 ロミオとジュリエット イン プレイハウス』では、総応募者945人のフルキャストオーディションでジュリエット役を射止めた(ロミオを筆頭にモンタギュー家の配役を女性が、ジュリエット以下キャピュレット家の配役を男性が、それぞれ演じた)。