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松本白鸚79歳で『ラ・マンチャの男』ファイナルへ 娘・松たか子が称賛「尊敬します」

 俳優の松本白鸚(79)が16日、都内で行われた日生劇場2022年2月公演ミュージカル『ラ・マンチャの男』製作発表記念会見に参加した。半世紀以上、主演として挑み続けた白鸚による同ミュージカルが来年2月ついにファイナルを迎える。「劇場の切符を買って観に来てくださったお客様がいたからこそ、この『ラ・マンチャ』は続けている。お客様の力だと思います」と改めて感謝を込めた。

(左から)松本白鸚、松たか子 (C)ORICON NewS inc.

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松本白鸚 (C)ORICON NewS inc.

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 1969年の初演から現在上演回数は1307回。当時は市川染五郎を名乗っていた松本も、松本幸四郎、そして松本白鸚となり2019年には50周年の舞台に立った。そして2022年の25公演を経て2月28日の大千秋楽には1332回に到達する予定となっている。

 ドン・キホーテが想い姫と慕うアンドルザには2012年の公演ぶりに松がふんし、久々の父娘共演を果たす。約10年ぶりの参加となる松は「また、出演させていただくチャンスをいただく日がくるとは。できるのかやっていいのか、自分なりに考えましたがいただいたチャンスを使い切りたい。使い果たして公演に臨みたいという想いです。自分の全部を注いでベストを尽くしたい」と固く誓った。

松たか子 (C)ORICON NewS inc.

松たか子 (C)ORICON NewS inc.

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 白鸚は「初演当時はたか子はまだ生まれておりませんでした。僕は演出も兼ねておりますので、それまでのアルドンザは姉御肌のようなだった。たか子が演ると野良猫のような、目ばかりギラギラ光っている下働きの娘というシチュエーションにしました」といい、松はこれからの合流となるが稽古(けいこ)はすでに始まっているそうで「若さに負けないように頑張ります」と意気込んだ。

 50年以上同じ役を演じ続けていた「私のようなまだな人間から見ると同じ役をやり続ける役に出会うことは恐怖。素直に尊敬します。やり続ける、いつかやらなくなる、いつまでやり続けるんだ…いろんな声と自分の状態と全部含めたなかで、ただその日の舞台に向かう強い気持ちがあって、観てくださるお客様があって。尊敬しかない。私はまだまだそうはなりたくないし、できればそういう役には出会いたくないとグズグズ思っている。でも勇気やすごいってことだけではない。とてもシンプルな姿を父を通して見せられている」と素直な気持ちで称賛していた。

(左から)松本白鸚、松たか子 (C)ORICON NewS inc.

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 『ラ・マンチャの男』は、セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』をもとにしたミュージカル作品。16世紀のスペイン・セビリアの牢獄が舞台で、作家・セルバンテス(白鸚)は教会を侮辱した罪で投獄される。泥棒や人殺しの罪をおった囚人たちは新入りのセルバンテスをこづきまわす。騒ぎをききつけた牢名主は、牢獄内で裁判をやろうと言い出す。セルバンテスは自分が書いた「ドン・キホーテ」の脚本を、牢獄内で即興劇として演じ申し開きをすることを思い立つ。他の囚人たちに役をふりわけ、その物語に巻き込んでいく…。来年2月6日から28日まで上演。

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  1. 1. 松本白鸚79歳で『ラ・マンチャの男』ファイナルへ 娘・松たか子が称賛「尊敬します」
  2. 2. 松本白鸚、弟・中村吉右衛門さんへの想い吐露「いつまでも悲しみにひたっていてはいけない」 松たか子も追悼

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