俳優の佐野史郎（66）が10日、多発性骨髄腫の治療中であることを自身の公式サイトで公表した。佐野は5月に腎機能障害のためTBS系ドラマ『リコカツ』を降板し入院。7月に退院を報告していた。

　サイトでは「テレビ朝日で放送されました『徹子の部屋』でもお話しさせていただきましたが、現在、多発性骨髄腫の治療中です」と発表。「4月に降板したTBSの金曜ドラマ『リコカツ』では、連続ドラマ放送中ということもあり、あまりお騒がせし過ぎないようにと、正式な病名の発表は控えておりました」とし、当初「腎臓機能障害」としていたことについて「腎臓機能障害はその通りで、血中の白血球の数値の異常から、腎臓機能の低下がわかり、そこから詳しく調べたところ、多発性骨髄腫と判明した次第です」と説明した。

　また「入院中、敗血症を併発したこともあり、退院まで2ヶ月もの時間を要しましたが、退院後は化学療法を続け、仕事にも復帰し、日常生活に戻ることができました。現在は、再入院し、より徹底した治療をと、抗がん剤治療を行い、自分の血液から採取した幹細胞を骨髄に戻すという自家移植の治療中です」と伝えた。

　「しばらくは治療、療養に専念することとなりますが、出演作品の放送等控えておりますので、そちらでお目にかかれましたなら幸です。コロナ禍の先行きも不安ですが、みなさまにおかれましては、くれぐれもご自愛くださいますよう」と呼びかけている。