• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

シニア女性の2021トレンド&2022予測が発表『スマートシニア元年』『カジュアル終活』など

 50代からの女性ライフスタイル誌『ハルメク』を発行する『ハルメク生き方上手研究所』では、今年のシニアトレンドを振り返り、来年度を予測する『2021年シニアトレンド』『2022年シニアトレンド予測』を発表。7日、都内で記者発表会が行われた。今年度のシニアトレンドとして『スマートシニア元年』『カジュアル終活』などを紹介。そして来年のシニアトレンドとして『プチ贅沢×プチおやつ』『リベンジ小旅行×シューズ』などを予測した。

『2021シニアトレンド』と『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.

『2021シニアトレンド』と『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 定期購読・自宅郵送型により38万5000人の読者を持ち、女性誌販売部数はナンバーワンとなる同誌がもつ独自のシンクタンク『ハルメク生き方上手研究所』が日々シニア女性を洞察・分析し、蓄積したデータをもとに今年のトレンドと来年度のトレンドを予測した。

■2021シニアトレンド

『2021シニアトレンド』 (C)ORICON NewS inc.

『2021シニアトレンド』 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

『“親目線”推し活』
次世代アスリートやリーダーシップのある若い知事への応援マインドが高まる。

『スマートシニア元年』
シニア女性スマホ保有率が今年初めて9割超えを記録。コロナ禍によるリアルな交流の制限や自らの調べることの必要性、ワクチン接種予約やスマホ決済などにも後押しされた。

『華やかマスク』
顔のたるみを隠したりするためにはむしろ都合が良く手軽に顔を明るく見せることができる。明るい色や柄、レースのデザインも人気に。

『本気いたわりグッズ』
長引くおうち生活によって、コロナ疲れが出るなか慢性的な疲れが身体的に現れるシニア世代。室内ルームサンダルやリカバリールームウェア、良質な疲れ取りグッズなどに注目が集まる。

『“おさぼり上手”料理』
外食できないストレスや食事を作ることへのストレスから、手抜きではなく、“手間抜き”として冷凍食品も賢く使い、手間をかけなくても美味しい料理を受け入れる。

『カジュアル終活』
死についてカジュアルに語るオンラインワークショップ“デスカフェ”や死生観光トランプなど終末期を身近に考える機会が増えた、同誌では人生後半に向き合う瀬戸内寂聴さんの言葉からヒントをもらう読者も多かった。

『古着でSDGs』
衣類の寄付が途上国のポリオワクチンとなる『ハルメク 古着でワクチン』の寄付額が100万人を突破。片付けたいと誰かの役にたちたい思いが“捨てる”決心につながったとされる。

『おうちで検診』
コロナ禍によって病院に行きづらくなったシニアが血液や尿検査を自宅で簡単にできる郵送型検査キット『おうちのドック』など自宅ヘルスケアサービスなどの利用が増加。

■2022シニアトレンド予測

『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.

『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

『プチ贅沢×プチおやつ』
「マリトッツォ」はかわいい見栄えでブームとなったが、太りたくないから量は控えめ、カラダに優しくおいしいおやつを食べたいシニア女性のニーズに答える一口で“プチおやつ”が来るのでは。

『リベンジ小旅行×シューズ』
もともとお出かけが好きでも旅行にいけないうっぷんが蓄積したシニア時代のお出かけにまつわる反動消費による日帰りや一泊を想定とした小旅行、シニアにとって健康維持のためにも重要なアイテムである靴の需要が高まると予測。

『ポジティブカラー×シーズンフリー』
シニアには限らず衣替えしない“シーズンフリー”“シーズンレス”の傾向に、気持ちが軽くなれる“ポジティブカラー”をかけ合わせ、「もったいない」という気持ちが強い世代だからこそ、長持ち・使い回せる・応用できる…といった汎用性が高く、季節を気にせず着ることができることが今後の重視ポイントに。

『シニア×フェムテック』
女性特有の健康課題ソリューションとして注目されるフェムテック。更年期後の女性のカラダの研究も進み、世代特有のニーズを応える商品も増えると予測。

『健康寿命+貢献寿命』
シニア世代の強み『経験・知識」「人脈」に「デジタル進出」がプラスされ、社会で活躍するシニアが増える。誰かの役にたっているという感じられる貢献寿命を延ばすことで、幸せな人生設計の新たな鍵になるのではないか。


 所長・梅津順江氏は「10年前から終活という言葉がでてきたことを皮切りにシニア人口が増えて、トレンドとなった。2017年にはグレイヘアがノミネートされた。このグレイヘアもこの世代ならでは特有のトレンド。兆しは出てきた。今年はハルメクが流行を作っていきたい」と掲げる。

 「ほぼ1年を緊急事態宣言下で過ごすこととなった2021年。国際的スポーツイベント、ワクチン接種、首相交代とさまざなま出来事がありました。今回挙げた『スマートシニア元年』『華やかマスク』は社会変化の影響を受けたシニア世代を反映しています。『おうちで検診』『カジュアル終活』は、世代ならではのトピック昇華させた現象。『“親目線”推し活』『古着でSDGs』は起きている潮流をこの世代を派生したカタチとなります」と説明。

 また、来年のトレンド予測については「新しいトレンドがやってくるより、2021の流れをくみながらゆっくりブームが訪れるというイメージです。スピード感はありませんが、昇華・派生させながら持続型の市場やトレンドを形成してくのが該当世代の特徴」としている。

関連写真

  • 『2021シニアトレンド』と『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2021シニアトレンド』 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2022シニアトレンド予測』 (C)ORICON NewS inc.
  • 『”おさぼり上手”料理』
  • 『おうちで検診』
  • 『カジュアル終活』
  • 『シニア×フェムテック』
  • 『スマートシニア元年』
  • 『プチ贅沢×プチおやつ』
  • 『ポジティブカラー×シーズンフリー』
  • 『リベンジ小旅行×シューズ』
  • 『華やかマスク』
  • 『古着でSDGs』
  • 『本気いたわりグッズ』

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索