吉本新喜劇座長の酒井藍（35）が2日、大阪・難波のLAUGH＆PEACE ART GALLERYで初日を迎えた自身初のアート展『酒井藍・個展・ドキッ！』内覧会に登場した。新喜劇座員100人以上の似顔絵がずらりと並び、酒井は「全員の顔を見ていただきたい」とうれしそうに語った。

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　酒井は「1回目のコロナ禍の自粛のとき、新喜劇がストップして、座員のみんなは何をしてるんやろう？ と、あ行の人から描き始めた」と振り返り、「個展という発想もなかったけれど、やってみたらどうかと言ってもらい、ビビりながらやることになりました」と説明した。

　小籔千豊、すっちー、未知やすえ、島田珠代ら人気メンバーだけでなく、酒井が自身をのぞく全員の座員の顔を描写。井上竜夫さん、チャーリー浜さん、島木譲二さんら亡きレジェンドの姿もある。「似顔絵を描くのは好きだったんです」と明かし、全員が白目をむいた独特のタッチに「この絵しか描けないんです」とはにかんだ。

　かねてから楽屋で似顔絵を披露しており、座員からも好評。一方で、酒井は「中山美保姉さん（故人）には、『怒らへんから描いて』と言うから、『できましたー』と持っていったら、『これなんやのん！』と床に叩きつけられました」と笑わせた。

　「将来的に二科展などへ応募は？」と聞かれ、「できるかいな！」と大笑いも「そこまでいけたらすてきですね」とにっこり。吉本興業のお笑い芸人では、野性爆弾のくっきー！らがアートでも活躍するが、酒井は比較に謙遜し「あくまで新喜劇を中心になにわが盛り上がったらいいんです」と謙虚に語った。

　同所で5日まで開催され、似顔絵は販売もされる。