ハロー！プロジェクト所属の12人組アイドルグループ・つばきファクトリーが18日、自身初となる東京・日本武道館公演『つばきファクトリーコンサート2021『CAMELLIA〜日本武道館スッペシャル〜』を開催した。7月に加入した新メンバー4人を含めた12人体制初の有観客ステージともなり、約6000人の観客に囲まれたセンターステージで全19曲を披露した。

【写真】その他の写真を見る

　つばきファクトリーは2015年4月、ハロプロ研修生内ユニットとして結成され、2017年2月にメジャーデビュー。同年、第50回日本有線大賞新人賞、第59回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。今年7月、ハロプロ研修生から昇格した豫風瑠乃（よふう・るの、13）と、新メンバーオーディションで合格した河西結心（かさい・ゆうみ、18）、八木栞（18）、福田真琳（17）の計4人が加入。12人体制初となるパフォーマンス披露の場が、つばきファクトリー単独では初となる日本武道館となった。

　360度ぐるりと観客に囲まれたセンターステージに“つばき色”の赤を基調と登場した12人は、メジャーデビューシングル「初恋サンライズ」（2017年2月発売）からスタート。続けて、11月17日発売のトリプルA面シングルのうちの1曲「ガラクタDIAMOND」など、4曲を立て続けに披露した。

　リーダーの山岸理子は「ようこそおいでくださいました。結成から6年、目標だった単独での日本武道館のステージに立てたことを心から感謝します。6年分の想いのすべてをこのステージで表現したいと思います」とあいさつ。浅倉樹々は「可憐に激しく咲き誇ります！」と意気込んだ。

　新メンバーの4人も「初めての武道館でとても緊張していますが、皆さんと最高の思い出を作れるように頑張るので応援よろしくお願いします」（豫風）、「笑顔で、全力で楽しめるように頑張ります」（福田）、「一人でも多くの方の印象に残れるように、一人でも多くの方に顔と名前、歌声を覚えていただけるように頑張ります」（八木）、「緊張するけど、自分らしくパフォーマンスをします。よろしくお願いします」（河西）と初々しくあいさつした。

　オリジナルメンバー8人で「春恋歌」「意識高い乙女のジレンマ」など、「つばきファクトリーにとって大切な曲、思い入れの深い曲」10曲（メドレー含む）をノンストップでパフォーマンス。中盤には新メンバー4人だけで登場すると、福田は「まだスタートラインに立ったばかりの4人ですが、つばきのように凛とした美しさと、強さを持った歌手になれるよう、先輩方の背中を追って頑張りたいと思います」と決意表明。つばきファクトリーのメジャーデビューシングルの1曲「うるわしのカメリア」を堂々と披露し、観客は手拍子で応援した。

　この日は新メンバー・福田の17歳の誕生でもあり、MCで紹介された福田は「こんなにたくさんの方々と過ごせた誕生日は初めてだったので本当に幸せな日になりました。ありがとうございます」と感激していた。

　夢の舞台でパワフルな歌唱力とキレのあるパフォーマンスし、アンコールでは谷本安美が「楽しかったですか？」「12人のパフォーマンスは最高でしたか？」と客席に問いかけると、武道館は割れんばかりの拍手に包まれた。

　山岸は「結成から今まで、メンバーのみんなとファンの皆さんと、とても濃い時間を過ごすことができました。これからもつばきファクトリーは皆さんに応援したいと思ってもらえるようなグループになれるように頑張っていきたいと思います。12人体制になったばかりですが、これからも歩みを止めずに、2倍にも3倍にも成長してここに戻ってこられるように頑張ります」と誓った。

■『つばきファクトリーコンサート2021『CAMELLIA〜日本武道館スッペシャル〜』
Overture
01. 初恋サンライズ
02. ガラクタDIAMOND
03. 低温火傷
04. ふわり、恋時計
05. 春恋歌
06. 意識高い乙女のジレンマ
07. メドレー
・青春まんまんなか！
・気高く咲き誇れ！
・独り占め
・Just Try！
・笑って
・就活センセーション
・I Need You 〜夜空の観覧車〜
08. ハッピークラッカー
09. うるわしのカメリア
10. 愛は今、愛を求めている
11. 恋のUFOキャッチャー
12. 光のカーテン
13. 約束・連絡・記念日
14. 断捨ISM
15. 表面張力〜Surface Tension〜
16. 足りないもの埋めてゆく旅
【アンコール】
EN1. 涙のヒロイン降板劇
EN2. 今夜だけ浮かれたかった
EN3. マサユメ