アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

フジの深夜アニメ枠「+Ultra」、クランチロールと共同制作体制へ 世界に向けた作品展開強化

 フジテレビは23日、深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」について、アニメ配信サービス世界最大手の一つである米クランチロールとの共同製作体制を敷くことに合意したと発表した。新企画の共同開発にはスロウカーブも参画し、新たな制作体制をスタートさせる。

「+Ultra」、クランチロールと共同制作体制へ

「+Ultra」、クランチロールと共同制作体制へ

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 「海外にアニメカルチャーを広げたい」というコンセプトのもと、高品質で世界基準のアニメ作品を、全世界に向けて発信してきたフジテレビのアニメ枠「+Ultra」。今回の新制作体制に加わるのは、2021年8月にソニーピクチャーズグループのファニメーショングローバルグループが傘下に加えたアニメ配信サービス・クランチロール。

 世界200以上の国や地域でコンテンツ配信を行い、無料会員数1億2000万人、有料会員数500万人とアニメ配信サービスとしては世界最大級のプラットフォームであるクランチロールをパートナーに迎えることによって、クランチロールがこれまで蓄積したノウハウや知見を生かしたアニメーションの企画開発・制作を共同で行っていく。

 また、クランチロールは北米・欧州を中心に、アジア以外の全世界で「+Ultra」コンテンツのマーケティングと独占配信、および商品化を含めたアニメビジネスをより一層強力に展開。アニメーションを中心に、さまざまなエンターテインメントコンテンツの企画・プロデュース・宣伝を手掛ける総合クリエーティブ企業であるスロウカーブが、これまで「+Ultra」枠で担ってきたマーケディングプロデュースに加えて、世界に向けたアニメーションの企画開発にも参画していくことになった。

 新たなパートナーを迎えて2022年4月以降、豊富なラインナップの共同開発が予定されており、人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』など数々の話題作を生み出してきた谷口悟朗氏が総監督をつとめるオリジナルアニメーション企画『エスタブライフ』や、『人形の国』『シドニアの騎士』『BLAME!』などを手掛け、国内外で高い人気を誇る漫画家・弐瓶勉氏×ポリゴン・ピクチュアズ新プロジェクトのほか、クランチロールの参画による、海外のタレントやクリエイターとの協業企画なども検討。さらなる海外市場を視野に入れたオリジナル企画の開発や、原作の発掘などを予定している。

 「+Ultra」枠プロデューサーの森彬俊氏(フジテレビ・アニメ制作部)は、「2018年10月よりスタートした“+Ultra”枠は、4年目を迎え、新たなビジネスパートナーとして、クランチロール社を迎えることができました。日本のアニメは、国内にとどまらず海外のユーザーも注目する映像コンテンツです。クランチロール社の持つ、配信プラットフォームは欧米を中心とした海外のアニメファンを中心に大きな影響力を有しており、“+Ultra”の作品が世界に届く力強い推進力になると期待しています」と説明。

 「またこれまで“+Ultra”のマーケティングを行なってきたスロウカーブ社が、より本格的に企画開発に参画してくれることになり、クランチロール社の持つ北米・欧州を中心としたアニメファンへの知見やノウハウも加えた、アニメーションの企画開発を行うことが可能になります。世界に向けたコンテンツを掲げてスタートした“+Ultra”は、2018年からのフェーズ1を終え、新しくフェーズ2をスタートしていきます。今後の魅力的なラインナップにぜひご期待ください」と呼びかけた。

関連写真

  • 「+Ultra」、クランチロールと共同制作体制へ
  • マブラヴのキービジュアル

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索