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田村幸士、伯父・田村正和さんは「唯一無二の役者」 真摯に仕事に向き合う姿勢を学ぶ

 俳優の田村幸士(44)が8日、東京・渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールで舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』のゲネプロ&取材会に参加。今年4月に亡くなった、伯父である田村正和さんについて「役者として素晴らしいなと思う。正和さんは唯一無二の役者だと感じています。伯父が亡くなって、作品が再放送されて見ると『スゴいなぁ』と感じますね」と語った。

伯父・田村正和さんは「唯一無二の役者」と語った田村幸士 (C)ORICON NewS inc.

伯父・田村正和さんは「唯一無二の役者」と語った田村幸士 (C)ORICON NewS inc.

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 幸士の父は、正和さんの弟の田村亮。思い出を聞かれ「祖父の阪東妻三郎が東映の太秦撮影所を作った。その祖父が作った撮影所で父と伯父と、それぞれ仕事は別ですけど同じ場所に立ち会うことができた。役者として、うれしかったですね」としみじみ口にした。

 自身は制作会社などで働いてから俳優に転身した変わり種。「小さいころから『役者をやらないか』と言われていたけど断っていた。番組制作会社にいて映画番組を担当して、いちテレビマンとして客観的に祖父の映画を見て感動した。今までやりたくなかった、父や伯父と同じ俳優という仕事をしたくなった」と振り返る。「(正和さんは)仕事に対して、本当に真摯に向き合う人。まねているわけではないですけど、融通がきかなくて不器用で真っすぐなのは似ているのかな」と笑っていた。

 本舞台は、漫画・原作家の倉科遼氏が製作総指揮を務める。豊臣秀吉が朝鮮半島に30万人の大軍で攻め入った文禄・慶長の役。秀吉軍の非人道的な行為に抗い、3000人の兵を率いて、逆に李氏朝鮮・明軍についた実在の人物「沙也可」を描く。2005年に倉科氏が同名タイトルで漫画を描き、昨年10月に舞台化、今回は再演。主人公の雑賀孫六には田村、孫六が恋に落ちる朝鮮人女性の金美姫役は前回から引き続き夕貴まおが演じる。

 初演は別の役で参加した田村は「再演だけど再演じゃない。愛を感じられる作品になった」とアピール。沙也可の第12代宗家 金昌先さんも会見に同席。「実際にいた人物を演じるのは責任感がある。私の考えですが、役者は期待に添いながらも、ちょっと裏切らなきゃいけない」と田村は持論を語りつつ「(金さんに)お会いすると気持ちが高まる。染み込んでくる空気を感じます。その感じたものを役者として消化して、作品に貢献できるように頑張ります」と力を込めた。

 取材会には、有貴まお、倉科氏、沙也可の第12代宗家 金昌先さんも参加した。 きょう8日から12日まで同所で。

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  • 伯父・田村正和さんは「唯一無二の役者」と語った田村幸士 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』のゲネプロ&取材会に参加した(左から)金昌先さん、夕貴まお、田村幸士、倉科遼氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』のゲネプロ&取材会に参加した夕貴まお (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』のゲネプロ&取材会に参加した倉科遼氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』のゲネプロ&取材会に参加した金昌先さん (C)ORICON NewS inc.

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