お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、6日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』（毎週日曜　前10：00）に出演。ワイドショーにおけるコメンテーターが正論ばかりを主張する“正論祭り”について「独自の意見を言わなければ、コメンテーターなんて辞めてしまえという感じなんですよ」と厳しくツッコんだ。

　番組ではアニメで原付バイクの二人乗りシーンにクレームが寄せられたことを取り上げ、松本は「みんなのストレスがたまってるのかな。特にコロナ禍で感じるんですよね、だからそれに近いものがあるのかな。クレームすることでストレス発散の材料にしてるかな」と推測。

　続けて「『ワイドナショー』やってて、最近コメンテーター増えてきて気持ち悪いなと思うのは、“正論祭り”みたいな、正論の言い合いみたいな。だれが一番正論を言うかみたいな、『AさんよりBさんの方が正論言ったからAさんの負け』みたいな。いやそういうことでこの番組やってないじゃない」と最近の風潮に異論を唱えた。

　「『ワイドナショー』に正論なんてあるわけない。正論て何が正論なんだ、今日の正論が明日も正論だと思うなよ」と熱を帯びると、「多様性てぬかすくせに、どんどん多様性を奪っていっている。よくないと思うから、ずっとこの番組では正論じゃないことを言ってく。正論を言うことは簡単ですよ」「みんながはみ出してはいけないっていう、この窮屈な感じが面白くない」と自身の考えを改めて表明。正論ばかりで独自の意見を述べないコメンテーターに疑問を投げかけた。