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【YouTubeチャート】ラッパー・ちゃんみな「美人」が問いかける美の基準とは?

 今週(2021.3/19〜3/25)のYouTubeチャートTOP100の総視聴回数は前週比で7.0%減となり、前週割れが5週続いている。

【YouTubeチャート TOP10】(3/19〜3/25)

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 1位はAdo「うっせぇわ」(視聴回数1033.9万回)となり、再び1千万台に乗せた。該当週には同曲のミュージックビデオ(MV)の視聴回数が1億回を突破したニュースも流れて話題を呼んだ。2位はBTS「Dynamite」(同782.5万回)、3位はYOASOBI「夜に駆ける」(同560.4万回)と続く。TOP10には前週とほぼ同じ顔ぶれが並んでいる。

 上位で大きく視聴回数を伸ばしたのは、22位(前週35位)のボカロP・柊キライ「ラブカ? (feat. Ado)」(同153.5万回)。19年1月に動画投稿サイトに「ビイドロ」を公開し、ボカロPとしての活動をスタート。昨年4月に公開されたミュージックビデオ「ボッカデラベリタ」は、すでに視聴回数が1千万回を突破している。エレクトロスウィングの要素を組み込んだ本作「ラブカ?」は、昨年12月に公開された楽曲で、Adoの歌唱バージョンも同時投稿され、初登場16位(同215.2万回)にランクイン。その後、週間視聴回数は100万回を切る週もあったが、2月中旬よりじわじわと伸長し、再びTOP30内にランクインした。

 今週初登場でもっとも上位をマークしたのは、29位、ラッパー・ちゃんみな「美人」(同132.3万回)。現代の「美の概念」に対して彼女が感じる疑問や違和感を、アイロニックなリリックで綴ったHIP HOPチューンである。MVでは、ちゃんみな扮する“美”の女帝の君臨する世界が、ある出来事がきっかけで一変していく様子が描かれている。体重を10キロ以上増やして撮影された回想場面や、俳優・高嶋政宏が演じる“美の鑑定人”とのドラマシーン、そして衝撃のラストまで、見どころ満載の映像となっている。「自分が容姿について批判され傷ついた過去の日々を、忘れてはいけない、許してはいけないと思い『美人』を制作しました」と、ちゃんみなは本作の制作意図を語っている。「本当に自分が好きな“美”に自信を持って欲しい」という本作のメッセージは、多くの人々に届くに違いない。

※「高嶋政宏」の「高」は、はしごだかが正式表記

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