お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が9日、吉本興業が開校する『よしもとアカデミー』の「4校合同 1dayオープンスクール』で講師を務め、「ネタを作るということ」をテーマに熱弁を振った。

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　自らもコンビのネタ作りを担当し、M-1王者に輝いた石田。未来のお笑いスターを志す受講生に向けて、まず「ネタ作りで勘違いしがちなのは、自分を面白く見せたい、誰よりも俺が面白いとアピールしたいと思いがち。それはちょっとズレている。なるべく多くの人に共感してもらいつつ、笑ってもらう。もしくは、より狭いところにハマって突出して面白い。どっちかを目指すべきで、それがネタとしての正義なんです」とアドバイス。

　さらに“尖りがち”な若手時代を引き合いに出し「面白い人ほど見せ方が下手。面白くない人ほど見せ方が上手くなる。苦手なことをどこかで補おうとしてるんです。でも面白い発想の人たちが見せ方を頑張れば、世に届くようになる。まずは、自分の面白いと思う“カド”を作る。でも、それだけではダメで、そのカドを取って丸くなることも大事なんです」と経験談を交えながら金言を授けた。

　石田は、お笑い養成所「NSC」（吉本総合芸能学院）の講師を今春から務める。講義の最後には「いろんなネタの作り方、表現方法の仕方、僕ができることは教えていきたい。より一人でも多くの人が笑いを取ってもらいたい」とエールを送っていた。