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『千と千尋の神隠し』初舞台化 千尋役は橋本環奈&上白石萌音Wキャスト、来年2月開幕

 宮崎駿監督の不朽の名作であるスタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』が、2022年に初めて舞台化されることが決定した。八百万(やおよろず)の神々の世界に迷い込む少女・千尋を橋本環奈上白石萌音がダブルキャストで演じ、翻案・演出は英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターのジョン・ケアード氏が担当する。

舞台『千と千尋の神隠し』で主演を務める(左から)橋本環奈、上白石萌音

舞台『千と千尋の神隠し』で主演を務める(左から)橋本環奈、上白石萌音

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 原作は2001年に公開され、昨年末に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が更新するまで日本の興行収入1位を20年以上も守り続けた大ヒット作。03 年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞、19年には中国で公開されるなど、世界中で愛されている。

 今回が舞台初挑戦となる橋本は「プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくのびのびと演じたいと思います。それがお客様方が喜んで頂ける舞台につながると信じているからです」と意気込み。

小学生の時に映画を見ており「私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます。それも世界初公演!日本の宝ともいうべきこの作品はおそらくこれから何回も上演されるのだと思います。その舞台の歴史を自分たちが作ってゆくのだと思うと強く責任を感じます」と第一歩にして未来を見据える。

 一方の上白石も「言わずと知れた名作のタイトルロールを演じる日が来るなんて思っていませんでした。時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」と胸を高鳴らせる。

 繰り返し見るほど大好きな映画で「一番好きなのは、千尋たちが銭婆の住処を訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わいが深まる。名作の力に脱帽します」と原作にリスペクトを示した。

 演出のケアード氏は来日の折にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話し、宮崎監督から舞台化の許可を得た。鈴木氏は「ジョンはいい奴です。ぼくも宮崎も彼のことを気に入りました。カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい」と期待を寄せる。

 ケアード氏も「私は、宮崎作品の主要なテーマ全てに同調しています。『千と千尋の神隠し』の世界の核をなすテーマ――環境を慮る、自然を敬う、我々に宿る善良な精神の力を信じる、そして世界を良い方向へ変える権限を若者に与える、というテーマに」と自身の思いを明かし、「すでに『千と千尋の神隠し』に千時間を費やしていますが、これから費やす幾千という時間も楽しみでなりません」と誰よりも上演を楽しみにしている。

 舞台は2022年2月・3月の帝国劇場を皮切りに、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6月・7月に名古屋と4大都市での上演も決定。油屋と化した劇場が、観客を「不思議の街」にいざなう。

関連写真

  • 舞台『千と千尋の神隠し』で主演を務める(左から)橋本環奈、上白石萌音
  • 舞台『千と千尋の神隠し』ティザーポスター
  • 映画『千と千尋の神隠し』ポスター(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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