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確かな実力に加えテレビで活きるしゃべりを持つ見取り図が1位に『2021年 ネクストブレイクランキング〜芸人編〜』

 2020年末、『M-1グランプリ2020』決勝の結果を巡り、ネットを中心に“漫才論争”が巻き起こった。それだけ多くの人が、自分なりの笑いに対するスタンス、次に来る笑いに対する熱い視線を持っている証拠だろう。そんななかオーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」が、今年バラエティー界をけん引することが期待される芸人をリサーチした『2021年ネクストブレイクランキング』芸人編を発表。第1位には『M-1グランプリ2020』で3位に食い込むなど躍進を果たした見取り図が選ばれた。

『2021年ネクストブレイクランキング』芸人部門第1位・見取り図(C)ORICON NewS inc.

『2021年ネクストブレイクランキング』芸人部門第1位・見取り図(C)ORICON NewS inc.

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 1位に輝いたのは、『M-1グランプリ2020』での「漫才論争」のなかで大きく株を上げることになった見取り図。見取り図は盛山晋太郎リリーからなるお笑いコンビで、オーソドックスなしゃべくり漫才のスタイルを主とするが、序盤に出て来たワードや名前に対し後半に時間差で「〇〇って何!?」と突っ込む、伏線回収の鮮やかさも彼らのネタの特徴だ。「『M-1』決勝で、あとの2組と違ってちゃんとした漫才をやってけっこうおもしろかったので」(茨城/男性/50代)「『M-1』でも、本当の漫才をしていたのは、見取り図だと思います。今年こそは優勝して欲しいという願いを込めて」(京都/40代/男性)「『M-1』決勝まで残っていたし、しゃべくり漫才の王道だと思うので」(埼玉/50代/女性)と、ファイナルに進出した2組との比較で、より正統派の漫才で勝負したことへの賞賛が得票につながったとも言える。

 ただし、今回の1位は決してラッキーパンチではなく、「M-1に3年連続で決勝に進出し、今年は3位になったから。漫才劇場の劇場番長で、安定した面白い漫才が好きだから」(岡山/20代/女性)「3年くらい前から面白い人たちいるなって思ってた! 『M-1』の常連で、決勝進出者で漫才には定評あるし、コントも大阪のカスカップルは安定で面白い。バラエティ出ても、コメント面白いし、ツッコミも安定して実力は素晴らしいと思う。東京でもちゃんとやっていけそう」(神奈川/20代/女性)と、その実力はお笑いファンに早くから認められていた。また「『M-1』決勝に残った実力と優勝したマヂカルラブリーよりクセがなくてテレビ局が使いやすそうな気がします。今年になってから情報番組のロケコーナーで見ましたが上手でした」(北海道/50代/女性)「盛山さんの言葉のチョイスがすごく面白いし、ロケも出来る。漫才だけじゃないので」(大阪/30代/女性)とマルチプレイヤーとしての力もあり、今年はネタ番組やお笑い番組以外でもその姿を見ることが出来そうだ。

 『M-1』ファイナルでの活躍もあり、知名度は全国区に拡大。「関西芸人だけどイヤミもクセもなくて面白い!実力派の中堅なのでもっとブレイクしても良いと思う」(兵庫/40代/女性)「トーク力があって『M-1』決勝組で一番バラエティー向きだと思うし、東京進出しそう」(兵庫/40代/男性)と2021年は本格的な東京進出に期待が集まる。「長髪の人のコメントが面白い」(大阪/30代/女性)「盛山さんが上手い」(兵庫/40代/女性)「つっこみがおもしろいから」(沖縄/30代/女性)と、どうしても笑いを生み出すツッコミの盛山が注目されがちだが、「リリーが本気になったらもっと売れるからもっと出て欲しい」(北海道/50代/女性)と、東京のバラエティー番組でリリーの覚醒があれば更なる飛躍もあるかもしれない。

◆第2位は…◆コロナ禍の時代に求められる“癒し”の女性カルテット

 2位にランクインしたのは、きりやはるか、あんり、田辺智加、そして育児休暇中の酒寄希望の4人組、ぼる塾。「お笑い第七世代」の一組に数えられ、数多くのバラエティ番組に登場する売れっ子。昨年12月の第4回『女芸人No.1決定戦 THE W』では決勝にも進出している。「既に人気があって、流行ってるフレーズも持っていて、バラエティー番組で話を振られても受け答えも楽しいので、沢山TVで見る機会があるのではと思います」(東京/50代/女性)「真ん中の人の喋りが面白い。漫才とかコントでの活躍はわからないけど、いろんなタレントが出てるバラエティ番組で若手なのにむやみやたらに騒がしくなく、ちゃんと空気を読んで自分の出番でちゃんと笑いをとってる姿がすごいな〜と感心する」(高知/30代/女性)「もうブレイクしているとは思うのですが。3人の憎めない感じ、汚れ系は自ら望まないところが良い。新しい」(神奈川/30代/女性)と、すでにテレビの顔としてすっかり定着しているようだ。

 特に女性からの支持が圧倒的。「女芸人の中で一番好き。若い二人のフレッシュ感も良いし、さらに売れるよう応援している」(富山/50代/女性)「愛嬌があり皆から愛されそう」(東京/50代/女性)「4人でがんばるところをみたい」(東京/30代/女性)「個人的に好きで応援したいから」(大分/20代/女性)と、愛されキャラを確立している。「コロナ禍で不安な毎日を過ごす中、田辺さんを観ていると癒されます。さらにブレイクしていただき、たくさんの人を癒やして欲しいです」(新潟/50代/女性)「共感出来て面白い。なんか、芸風も人物ものんびりしていて、特にあんりちゃんが好き」(新潟/50代/女性)と、その独特の空気感に癒される女性も多数。ステイホームのご時世のテレビタレントに必要な“癒し”を備えた彼女たちのブレイクは、時代の必然なのかもしれない。

◆第3位は…◆賛否両論の王者、ブレイクへの熱い期待高まる

 3位となったのは、『M-1グランプリ2020』王者のマヂカルラブリー。野田クリスタルの全身を使ったシュールかつ馬鹿馬鹿しいボケに、村上が大声でシンプルにツッコむのが基本スタイル。『M-1』では野田がほとんどしゃべらずに動きでボケ倒すというネタだったため、「あんなの漫才じゃない!」といった声が多く上がり、賛否両論の王者誕生となった。ただし「『M-1』で色々あったが、優勝したのでこれから注目されると思う。自分はあのネタは純粋に面白かった」(埼玉/30代/男性)「『M-1』を見るまで、あまり面白いと思っていなかったが、M-1のネタは最高だった」(長野/40代/男性)と評価が真っ二つに割れた分、熱く支持する層がいるのも確か。さらに「10年位前、『M-1』敗者復活戦で見たときの衝撃はすごかった。まさかここまで上り詰めるとは思わなかった。最新の技術を取り入れたりしていて、アップデートが凄いけどハチャメチャ加減は変わってない」(東京/50代/女性)「『M-1』を取ったので。めざましテレビでも、朝からトンチンカンだけど、ワイプではちゃんとしていて人としてもしっかりしてると思うので。昔から応援してるのでもっと売れて欲しい」(北海道/50代/女性)と、“我が道を行く”姿勢をずっと応援するファンも多いのだ。

 シュールなネタが武器とは言え、カルト芸人で終わるコンビではない。「このコンビはバランスがすごく良いと思う。今後もいろんなネタに期待したいです」(愛知/40代/女性)「ネタは面白くないが、キャラとビジュアルがバラエティーで映えそう」(東京/30代/男性)「売れたいオーラを常に出している」(埼玉/30代/男性)「オールナイトニッポンがレギュラーになってほしい」(北海道/40代/男性)とさらなる活躍に期待する声も。また、野田は昨年『R-1ぐらんぷり2020』で優勝しており、「このままKOCも制覇してほしい」(東京/30代/男性)と、『キングオブコント』を含めたお笑いグランドスラムの達成にも期待がかかる。あふれる才能がどんな形で活かされるのか、2021年もこのコンビから目が離せない。

◆独自の路線を走る個性派芸人たちが花盛り

 ここからはベスト10にランクインした芸人たちをチェックしよう。4位はハナコ。「もうすでにブレイクしているけど、岡部の朝ドラでの演技もすごく良かったので、お笑い以外でも活躍しそう」(埼玉/40代/女性)「岡部がドラマの才能も、とっさのお笑いスキルもあるし、人柄がいいから」(東京/30代/男性)「すでに半ブレイク 3人のバランスがよくバラエティに出ているとおもしろそうと思える」(広島/50代/女性)「去年からブレイクはしていると思うけど個々の活躍もしていきそう」(千葉/40代/女性)と、俳優業も順調な岡部大の知名度は高く、ハナコとしてのバラエティー出演も増加中。一方で「ハナコさんはコントが本当に最高。YouTubeのハナコントではYouTube仕様になっていてさらにおもしろい!もっとたくさんの人に見てほしい!」(千葉/10代/女性)というように、キングオブコント王者の“コント師”としての研鑽も忘れてはいない。5位はニューヨーク。『M-1』『KOC』でいずれも決勝に進出するなどその実力は確かなもの。その上で「最近は年末年始以外はネタ番組がほとんどないが、コンビ二人のバランスが取れているので、ひな壇でも喋りが上手そう」(東京/50代/男性)「ネタ以外のフリートークも面白いから」(兵庫/40代/女性)「ツッコミが面白い。フリートークでひやひやしない」(大阪/30代/女性)「雛壇でも喋れるし上がってきそう」(埼玉/50代/男性)と、ネタ以外の番組でも二人でしっかり結果を出しており、多くの番組に呼ばれるなかで虎視眈々とブレイクを伺う存在となりそうだ。

 6位にランクインしたのはすゑひろがりず。「狂言」を取り入れたネタで2019の『M-1』で注目を浴び、昨年も『R-1』決勝、『KOC』準決勝進出など存在感を見せている。「世の中おめでたいことの少ない昨今、日本の古典芸能を匂わせながらの明るい芸風は観ていて楽しい気持ちになるから」(東京/50代/女性)「最近はうるさいだけの芸人が多いので、言葉で笑わせるタイプのこのコンビは面白いと思う」(神奈川/50代/女性)「何か観ていておもしろい。ほっこりする。嫌みがない」(千葉/50代/女性)と、古くて新しいネタが今の時代に絶妙にマッチ。さらに「発想が面白く、YouTubeの活用が上手いので」(東京/30代/女性)「YouTubeが面白い」(北海道/30代/女性)「確実にお茶の間の人気を得ているし、渋谷パルコでのグッズ販売も盛況らしいから」(兵庫/20代/女性)など、新しい試みにも積極的で、さらなるブレイクの可能性が広がる。そして8位にはおいでやすこが、9位には『R-1』決勝進出のおいでやす小田がランクイン。おいでやすこがは、おいでやす小田とこがけんの2人のピン芸人によるユニットだが、昨年の『M-1』にて2位に躍進し注目度も上昇中。「ピンでそれぞれ面白かったですが、二人一緒になるとここまで面白いのか!と」(奈良/40代/女性)「『M-1』準優勝で勢いがついているから。おいでやす小田さんもこがけんさんもピン芸人としてすでに面白いから」(群馬/40代/女性)と、その相乗効果は絶大だ。おいでやす小田個人としても「ボケてつっこっむという流れにうまく乗り、アンジャッシュ児嶋みたいに起用されそう」(福岡/40代/男性)「第二の児嶋みたいな感じ。嫌な感じがしないから」(神奈川/50代/男性)「大物からいじられまくられそう」(兵庫/女性/30代)と、すでにテレビでの大活躍が想像できる。

 確かなライブの実力に加え、テレビで活きる個性と汎用性。ネクストブレイクに必要な要素を備えた芸人がピックアップされた形だ。

【調査概要】
集計期間:2021年1月13日(水)〜2021年1月19日(火)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
※現在、全国ネットの冠番組を持っていない芸人から選出。

関連写真

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  • 『2021年ネクストブレイクランキング』芸人部門第8位・おいでやすこが(C)YOSHIMOTO KOGYO Co.,LTD
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