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株にまで影響? SNSでの“愛あるイジリ”が文化に…コロナ禍にみる芸能人の結婚報告トレンド

 昨日発表された草なぎ剛の結婚、松坂桃李戸田恵梨香の“俳優同士婚”に、石原さとみと一般人男性との結婚など、2020年も続々と発表された有名人の吉報。今年はコロナ禍によって暗く不安な状況が続いたが、こうした有名人たちの嬉しいニュースは確実に世の中を明るい気持ちにさせてくれた。あらためてメディアを賑わせた結婚の話題を振り返ると、どのニュースにも必ずファンや一般ユーザーからの“愛あるイジリ”があるという共通項が。またとない明るいニュースだからこそ、とことん楽しむ…もはやひとつの“儀式”になっているのではないかとも思える、コロナ禍で混沌としていた今年ならではの傾向が見えてきた。

2020年10月に一般男性と結婚を発表、石原さとみ(C)ORICON NewS inc.

2020年10月に一般男性と結婚を発表、石原さとみ(C)ORICON NewS inc.

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■『大恋愛』をしたはずのムロさんはショック? 過去の共演作品もネタに

 芸能人の結婚はそれだけでも大きな話題となるが、なかでも衝撃をもって伝えられるのが「交際報道のない有名人同士の結婚」だ。12月に発表があった俳優の松坂桃李(32)と女優の戸田恵梨香(32)の結婚には「噂も出てなかったからビックリした〜」「絶対にバレないSPEC使いを呼び寄せたか」「(戸田は)ムロさんと結婚するかと思っていたけど!?」などと驚きの声が。

 2人が出したコメントには「デビュー以来、沢山の方に支えられ、たくさんの実りある現場に立たせていただきました。(中略)これまで以上の責任と覚悟を持ち、何事にも真摯に向き合っていきたい」(松坂)、「役者として、より一層精進していきたい」(戸田)という決意が語られていたのが印象的。どのような家庭を築いていきたいかという夫婦としての言葉ではなく、それぞれの“仕事”や“役者としての立場”を大切にしているコメントであることがうかがえて、夫婦として一緒に働いていくという今の時代に即したスタンスを感じられた。

■「ファッション誌の表紙か!」研ぎ澄まされたSNSでイマドキ感を体現

 一方で、SNS映えするイマドキな結婚発表を行ったのは、俳優の瀬戸康史(32)と女優の山本美月(29)。マスコミに送付されたオフホワイトのパンツスーツを着こなす2人のウエディング写真には「ファッション誌の表紙か!」「バカオシャレだな かっちょえーーーー」「ファッション、表情、髪形…どれをとってもさすが芸能人」と絶賛コメントが相次いだ。

 先日クリスマスの際も、それぞれのSNSでクリスマスデートを思わせる夜景をバックにした写真を公開。人気俳優同士の結婚となると、プライベートは明かさない選択をとるカップルも多いが、瀬戸と山本は活動に配慮しながらも自分たちのセンスや感覚を大事にしてSNSで自由に発信を続けている。いま芸能界でもっとも“イマドキカップル”を体現している存在なのではないか。

■「私も石原さとみ(?)」 冗談まじりの祝福コメントがあふれる

 女優の結婚でもっとも世間を驚かせたのが、10月に“一般男性”との結婚を発表した石原さとみ(33)だ。SNSでは「(自分も)一般男性なんだけどなぁ…」「一般男性と結婚している私は逆に石原さとみなのかもしれない…」など迷言コメント(?)も寄せられるほど、世間に大きな衝撃を与える結果に。

 偶然なのか必然なのか、石原が結婚を発表した日に東京証券取引所でシステム障害が発生し、終日取引停止の状態となった。これまで通説として有名芸能人が結婚すると日経平均が暴落するという説が囁かれてきたが、システム障害のニュースに対しては「石原さとみクラスになると、株価じゃなく東証自体を落としてしまうのか…」「さすがの東証もショックだったよな」などと反響。愛あるイジリで結婚を祝福していた印象深い結婚発表となった。

 また、石原の相手が“一般男性”と表現されたことから、結婚発表後のワイドショーでは、一般男性とはいったいどのような男性であるのか、その定義を議論している番組も。石原は “テレワークをしている姿”が結婚の決め手になった、“親孝行の価値観が似ていた”とコメントしており、それはコロナ禍の中で自身の仕事や人とのつながりを見つめ直す機会が多かった2020年ならではの着眼点。

 結果的に話題性だけではなく、ツッコミどころもきちんと生み出した石原は、結婚を機に国民的人気女優としての強度をあらためて証明したといっても過言ではないのかもしれない。

■失言しても「周りに愛されている」 天性の人気者の素質が明らかに

 パーソナリティーを務めるラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で一般女性との結婚を発表した岡村隆史(50)にも大きな注目が集まった。

 結婚の決め手については「真面目な話ですけど、ここ半年くらい本当に支えてもらったんです。ラジオで失言してしまったことあったんですけど、叱ってくれたし支えてくれたし、本当に助けてもらったっていうのが大きいと思います」と語り、“支えられ婚”と自ら例えて感謝の言葉を述べた。

 「岡村さんは周りに愛されてる、幸せにしてあげて、幸せになって下さい」「叱ってくれる人って恋人でも友達でも大事な存在よね…その有り難さに気づけるか気づけないかで人生変わってくると思う」とファンからも反響コメントが集まり、芸能人からも祝福の声が相次いだ。

 その後のテレビやラジオ出演では、婚姻届の書き方を間違えてしまった話や妻との家事分担事情を赤裸々に語るなど、これまでとは異なる“親しみ”が感じられるエピソードを披露。松本人志が岡村を「天性の人気者」と称したが、今回の電撃婚によってあらためてスターとしての素質が明らかになったのではないか。 

 俳優女優カップルから大物芸人まで、個性豊かな夫婦が誕生した2020年。発表されるコメントにも「この危機を2人で乗り越えたい」「こんな状況だからこそ…」というニュアンスを含んだ言葉が多く見られた。“コロナ禍”のタイミングであったからこそ、自身の仕事や人との繋がりを見直すなかで結婚を決めたというケースは、今年ならではの傾向である。そこにSNSでの愛ある祝福コメントがマッチし、さらなる反響を呼んだ。2021年はどのような吉報が届くのか、動向に注目していきたい。

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