元バレリーナで女優の草刈民代が18日、オンラインで行われたジャンルを超えたダンサーの競演『INFINITY DANCING TRANSFORMATION』記者発表に出席した。

　草刈は、新型コロナウイルスの影響によって踊る場を失っているさまざまなジャンルのダンサーとともに“今だからこそできる”映像を制作。5月22日に「dancers eight」公式YouTube チャンネルで公開した。そこから話が進んでいき、来年1月に新しいダンス表現の舞台「INFINITY」を開催するに至り、バレエ引退から約11年ぶりに本格的な舞踊復帰を果たす。

　11年ぶりの舞踊復帰への決意を聞かれた草刈だが「決意をしないままここまで来てしまって（笑）」とトントン拍子で話が進んでいったことを語り「この公演の準備をする中で、思ったよるも動けるんだとわかり、いま踊れる表現できることがあるなと。もうしばらく踊れるなという気持ちになっています」と意気込む。

　一方で「踊りに復帰する意志は積極的に持っておらずでして」と心境を明かし「自分のためというよりも、いまのダンサーのためにやらせていただきます。これが自分の公演でしたら諦めていたかもしれません。今の人たち、今回一緒にやってくれる人たちがいろんな発見をしてくれたらと思いますし、若い人たちへの刺激になる期待感を持って一生懸命やりたいです」と話した。

　本公演には、草刈のほか、菅原小春、熊谷和徳、上野水香、辻本知彦、中村恩恵、平原慎太郎、石井則仁、柄本弾らが出演。東京・Bunkamura オーチャードホールにて、1月30日に上演される。