俳優の崎山つばさ、安井謙太郎、陳内将が23日、東京・サンシャイン劇場で行われた舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』の初日公演に出演。取材に応じた崎山は「何が何でも、幕を開けたいという思いでやってきました。いろんなニュースが飛び交って、不安なところもありましたが、僕らは感染対策をしっかり徹底して、その中で初日を迎えることができて、どれだけうれしいか。初舞台を踏むような感覚になっています。意気込み十分に、でも気をつけながらみなさまに僕らの演劇を届けたい」と言葉に力を込めた。

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　共演の安井も「いろんなことがあるけれど、座長をはじめひとつになって臨んでいきたい」と気合十分。陳内は「大変な世の中で、初日を迎えられるか不安で過ごしていたんですけど、制作さんが万全な状態を整えてくださり、その中で濃度の濃いけいこ期間を設けてもらいました」と感謝の思いを口にした。

　また、新型コロナウイルスの具体的な感染拡大防止対策については、脚本・演出の毛利亘宏氏が「出演者の免疫力が下がらないよう、けいこ時間を短く、圧縮して行いました。脚本面も大きく変え、1幕構成だったのですが、お客さまのことも考え、換気をできるよう2幕構成に変更いたしました」と説明した。

　同舞台は、東映と東映ビデオによる、ムービー（映画）とステージ（演劇）の融合を目指すプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。舞台版では毛利氏が脚本・演出を務め、崎山、安井、陳内のほか、松浦司、松本寛也、北川尚弥、櫻井圭登、伊藤優衣、エリザベス・マリー、田邉幸太郎、輝馬、谷口賢志、山崎銀之丞らが出演する。

　なお本公演は、感染拡大防止対策として、来場者の体温確認、アルコール消毒液の設置、スタッフのマスク着用、場内の換気などの実施を徹底する。きょう23日〜8月2日まで同所、5日〜9日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、13日に福岡・福岡サンパレス、15日に広島・上野学園ホールにて上演。