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ドラえもん初の公式索引巻『引くえもん』内容公開 全224ページでキャラや道具など確認

 12月1日に発売される人気漫画『ドラえもん』の愛蔵版全45巻セット『100年ドラえもん』。購入特典で特別別巻3冊が付いてくるが、そのうちの1冊である『ドラえもん』史上初となる公式索引巻『引くえもん』の内容が解禁された。全224ページで登場キャラクター、ひみつ道具、サブタイトルの索引ができる。

ドラえもん初の公式索引巻『引くえもん』

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 『引くえもん』は、『ドラえもん』コミックス全45巻に登場する「登場キャラクター索引」(全2879項目)、「ひみつ道具索引」(全1407項目)、「サブタイトル索引」(全822話)の3章立てで構成されており、総ページ数は224ページを予定している。また、各項目には作品からキャプチャしたイラストも入っており、単体の読み物としても楽しめるような仕組みになっている。

 過去、『ドラえもん』の関連する公式な出版物としては、『ドラえもん 最新ひみつ道具大辞典』(小学館)が刊行されており、ここではひみつ道具の索引が一部掲載されているが、ひみつ道具一点に対し、その道具の主だった登場エピソード1話のみが第何巻に収録されているかを記載しているだけだった。

 『引くえもん』は、各ひみつ道具が登場するすべてのエピソードが、第何巻の何というエピソードに収録されているかまで掲載しており、さらにキャラクター、サブタイトル索引もあって、担当者は「能力と精度は段違いです」と説明する。

 今回の索引の中で、最も充実しているのは「登場キャラクター索引」。例として「ジャイ子が登場するお話だけを読みたい」と思って「ジャイ子」の項目を引くと、ジャイ子が登場するエピソードの登場巻数と登場サブタイトルをすべて調べることができる。

 また、今回は主要キャラクターだけでなく、「お話の中で何か役割を果たしている人や動物、事物」をもキャラクターと定義し、それらをすべて書き出し、索引の中に記載。「イヌ」という項目では、てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻に登場し、何かしらの役割を果たしている「イヌ」を全て項目化しており、「イヌ」だけで113項目(約5ページ)にわたって取り上げている。

 今回の『引くえもん』について小学館のドラえもんルーム編集長・徳山雅記氏は「『100年ドラえもん』は造本上のあらゆる部分にこだわりつつ、藤子・F・不二雄先生が描かれた中身を変えていません。だからこそ、まんがとは別に『ドラえもん』読者の方々がまだ見たことがない、新しいものを、見せたいと思いました。そして、てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻を徹底的に調べたうえで、今まで作ったことがなかった『索引』を作ろうと決めました」と説明。

 「索引を引いて、ぱっと、『何巻の何』と『ドラえもん』を読みに行ける。また、F先生の絵があるから、ずっとパラパラとめくっていられて、偶然の新しい出会いや、偶然の過去の自分の記憶との出会いがあるとも思います。さらに、こういう読み方ができる。ぼくらにとって、夢のような読み方です。きっと、『引くえもん』は、『ドラえもん』の良いガイドになってくれます」と魅力を伝えた。

 なお、愛蔵版全45巻セット『100年ドラえもん』は、人気漫画『ドラえもん』の「100年先の未来まで届けたい」をコンセプトに作られたもので、雑誌掲載から今年で50周年を迎えたことを記念して企画。『ドラえもん』出版史上初となる全巻ハードカバー・布クロス装となっており、この本を100年先、ドラえもんが誕生する22世紀まで残したいという思いを込めて、用紙から印刷・製本まで経年劣化を極力軽減することを意識した仕様となっており、掲載原稿はすべて最新の技術でリマスターされる。本体価格は7万円で現在予約受付中。

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