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『ジャンプ』、連載漫画の休載増へ 作家へのコロナ対策で「原稿完成までに多くの時間が必要」

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)が11日、新型コロナウイルスの影響を受け、今後、連載漫画の休載が増えることを発表した。

11日に発売された『週刊少年ジャンプ』23号 (C)ORICON NewS inc.

11日に発売された『週刊少年ジャンプ』23号 (C)ORICON NewS inc.

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 公式サイトでは「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、週刊少年ジャンプでは、連載されている漫画家の先生方に、できる限り感染リスクの少ない方法での執筆をお願いしています」と明かした上で「これにより、原稿完成までに多くの時間が必要となるため、止むを得ず、休載とさせていただくケースが増える見込みです」と説明した。

 「今後、休載に関する最新情報につきましては、発売日当日に公式ツイッターおよび公式ホームページにて告知をいたしますので、ご確認をお願いいたします」とし「読者の皆様には、ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご理解下さい。これからも、皆様に楽しんでいただける雑誌を出していけるよう努力いたします」と呼びかけた。

 なお、6日には同誌で連載中の人気漫画『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎氏が、作品公式ツイッター(@Eiichiro_Staff)にイラスト付きのメッセージを寄せ、執筆作業における新型コロナウイルスの対応策などを明かしている。

 そこでは「漫画はいつも通り毎日描き続けてますが、ONE PIECEは全作業がアナログなので、人が集まってのお仕事を避けられません」とし「したがってスタッフの人数を最低限にし僕自身も免疫を下げないように生活しなきゃいけません」と現在の制作環境を説明。

 その影響で「すると、もどかしい程、原稿やその他の作業速度が落ちてしまいます」と話し、「ゆえに、休載スパンが短かくなると思いますが、体調を崩して休むわけでなく、体調万全で描き続ける為に調整してるとご理解ください!!」と理解を求めている。

 また、同誌はすでに新型コロナウイルスの影響を受けており、4月8日に編集部に勤務する40代社員が新型コロナウイルス感染の疑いがあることを公式サイトで発表し、4月20日発売予定だった同誌21号(紙・デジタル版)の発売を1週間延期。『週刊少年ジャンプ21・22合併号』と号数を変更したうえで27日に発売していた。

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