人気キャラクター・ドラえもんの新企画『ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト』が29日よりスタートした。新型コロナウイルスの影響で多くの人が自宅待機を余儀なくされていることから、少しでも「おうち時間」を楽しく過ごしてもらうべく、いろんな施策を通して不安やストレスを和らげていき、SNSで海外にも向けても「STAY HOME」を呼びかけた。

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　これまでドラえもんは、公式サイト『ドラえもんチャンネル』にて、外出自粛中の「おうち時間」を少しでも楽しく過ごしてもらえるよう、『ドラえもん』のまんがの無料公開、ぬりえの配布、スマートフォンやパソコンで使える「STAY HOME 特別かべがみ」、テレワークが楽しくなる「ビデオ会議用かべがみ」の配布など、さまざまな施策に取り組んできた。

　これまでに経験のない外出自粛のゴールデンウィークに向け、人々の不安やストレスを「ドラえもんからのメッセージで少しでも和らげることはできないか」と考えた結果、「STAY HOME」をテーマに新たなプロジェクトを展開する運びとなった。

　第1弾企画として、29日付け朝日新聞朝刊に公告を掲載し「きみがおうちにいてくれたから。ちゃんと手を洗ってくれたから。家族を想ってくれたから。ともだちと支え合ってくれたから。やさしい気持ちでいてくれたから。病気の人を助けてくれたから。みんなのために働いてくれたから。未来をあきらめないでいてくれたから。だいじょうぶ。未来は元気だよ」と、ドラえもんがメッセージ。これは、英語、中国語、タイ語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、アラビア語の7カ国語に訳され、ドラえもんのSNSアカウント等を通じて海外へ発信していく。

　特に営業自粛などに伴い、飲食店でテイクアウトやデリバリーの販売需要が増えていること、ネットショッピングの増加で宅配需要が増えていることに鑑み、飲食店、配達員に感謝の気持ちを込め、自由に使えるオリジナル応援ポスターのダウンロード配布もスタートさせた。「配達ありがとうございます」など、配達員をねぎらう言葉も記されている。

　さらに、藤子ミュージアムでは、開館を待ち望む声に少しでもお応えするべく、「ミュージアム オリジナルかべがみ」を用意。ビデオ会議等で、まるでミュージアムにいて会話をしているような気分になれるかべがみを配布する。かべがみのどこかには「ドラえもん」の名言も隠れている。