お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、23日深夜放送のニッポン放送『岡村隆史のオールナイトニッポン』（毎週木曜　深1：00）に出演。先週は1年もののフルーツカクテルの缶詰を開ける様子を実況するというラジオの醍醐味を生かした企画を行ったが、今週は本丸である5年ものの桃の缶詰の開封にチャレンジ。その様子を見守るべく、aikoがリモート出演し、ももいろクローバーZが応援コメントとマジックハンドを差し入れるなど、一大イベントとなったが、放送後もさらなる展開が待ち受けていた。

　岡村は「桃の缶詰スペシャルとして2時間ぶち抜きでやります。きょうからブースも扉を開けての放送となりましたが、プラスチックボックスの中にしっかり桃缶が入っています」と実況。「いろんな人から連絡きまして、桃缶バカにしたら怖いぞと。1人でこれを開けるとなると怖い、心細い、そうなった時はご存知aiko。なんとaikoもリモートで参加してくれることになりました。ありがとうございます。こういうご時世なので、本当はスタジオに来ていただきたかったんですけど、リモートでも来てくれるっていうのは心強いですよ」と伝えた。

　その後、番組イベントの『歌謡祭』でグッズとして販売したスマホスタンドの売れ行きが予定よりも伸び悩んだ際、岡村の枠で特番をしていた縁もあり、自身のイベントで岡村スマホスタンドを販売し、無事完売にこじつけたももいろクローバーZがコメント出演。「大丈夫ですかね。開けようとしていることですが。どのテンションで応援したらいいかわからないけど、頑張れー。岡村さんと私たちはニッポン放送さんだけでつながっている。いつかラジオにも呼んでいただけたらうれしいなと。スペシャルアイテムを用意しました」とのエールとともに、岡村にマジックハンドが届けられた

　続けてaikoがリモートで登場。岡村が「aikoごめん、桃缶が偉いことになってんのよ」と向けると、aikoは「先週から心配で、これは爆発するやつじゃないかなと。ひとりじゃ怖いですね」とやさしく寄り添うコメント。「aikoの声が聞こえていたらオレも安心するから。次のタイトル『桃缶』ちゃう？」と笑いを交えながら「別室に移動して開けようと思っている。次に使うアナウンサーの方もここで開けるのはやめてくれということで。上柳昌彦さんが『あさぼらけ』やるからやめてくれと…」と語った。

　その後、給湯室に移動した岡村は「流しがありまして、ここで開けたいと思います。ちゃんと養生されております。壁は全部ビニールシートで覆われています。よいこのみなさんは真似しないように。水中メガネを持ってきました。ちょっと服脱ぎますね」と実況。パンツ1枚になった岡村は「パンパンに膨れ上がった桃の缶詰が入っています」と様子を伝えながら、アントニオ猪木の「1、2、3ダー！」の要領で「1、2、3桃缶！」と絶叫して桃缶の開封を試みた。

　1度目は失敗に終わったが「固定してないとダメです。全国のリスナーのみなさんもラジオの前でご唱和ください」と仕切り直しで開封。見事に成功して、ファンファーレが鳴る中、岡村は「右半身にうっすらと桃汁が飛んでまいりました。やはり、ニオイはですね、いいニオイがしています。穴が開いた瞬間にシュワって音がしました」と語ると、aikoも「映像で見られるなんてすごく幸せです。本当に歴史的瞬間でした」と喜びの声を伝えた。

　今回の桃缶開封にいたるまでの流れから、岡村が「思いが爆発すること＝ホワイトピーチ」という新説を提唱し「3週にわたって、ようやく最終章にいたって、aikoがテーマ曲も作ってくれるくらいの…」とコメント。aikoが「岡村さん買ってくれます？」と向けると「買いますよ。カセットにしましょうか。昔ながらの…」とどんどんと構想をふくらませながら「aikoがいたら何でもできるような。aikoさんに応援していただきながらいろんなことができるんだな」と深夜の協力に感謝を伝えた。

　ツイッターのトレンドに、岡村の番組とともにaikoと「ホワイトピーチ」が上がるなど、話題となったが、番組終了から40分後にaikoは自身のツイッターを更新し「では聴いてください。aikoでホワイトピーチ」との文言とともに早速1分半の曲をアップ。リスナーを中心に大きな反響が寄せられ、岡村も自身のインスタグラムのストーリーズでaikoのツイッターを紹介し「White Peach」とつづった。一方、岡村が反応を気にしていた『あさぼらけ』の冒頭では、上柳アナが「岡村さんの桃の缶詰、開きましたね。すごい音でした。苦情というよりも、私は興味津々だったんですけど…」と切り出しながら、スタッフから聞いた一部始終を伝えていた。

　一部始終は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。