18日放送のアニメ『クレヨンしんちゃん』（テレビ朝日系）で、野原ひろし役の声優として放送当初から2016年まで24年間出演した藤原啓治さん（享年55）が亡くなったことを受け、テロップで追悼した。

　番組ラストに「放送当初から2016年までの24年間、野原ひろしの声優を務めて頂いた、藤原啓治さんが逝去されました。ご冥福をお祈りいたします」とテロップが流れ、劇中で何度も発せられた「しんのすけー！」という絶叫セリフも添えられた。

　藤原さんは1964年10月5日生まれ、東京都出身。代表作は野原ひろし役のほか、『鋼の錬金術師』のマース・ヒューズ役、『ケロロ軍曹』のナレーション、『HUNTER×HUNTER（第2作）』レオリオ役、『交響詩篇エウレカセブン』のホランド・ノヴァク役、『アベンジャーズ』シリーズのアイアンマン＝トニー・スターク（ロバート・ダウニーJr.）の吹き替えなど。

　訃報は16日、自身が代表を務める所属事務所の公式サイトで伝えられ「弊社代表取締役及び所属声優である藤原啓治が癌のためかねてより闘病中のところ令和2年4月12日満55歳で逝去いたしました」と報告された。