劇作家・演出家の福田雄一と俳優の井上芳雄のタッグによる、WOWOWのオリジナルミュージカルコメディー『グリーン＆ブラックス』（毎月第4水曜　後11：00）が、この4月で放送4年目に突入する。珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーやミュージカルコメディードラマ、福田と井上がスタジオを飛び出し、ミュージカルの稽古場や俳優たちが集うスポットを訪れるロケ企画などを放送し、ミュージカルファンの裾野を広げることに大きく貢献してきた。

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　福田は「まさかグリブラが4年も続くなんて思ってもみませんでした。舞台でご一緒したいなあ、と思っていてもなかなか実現しなかった役者さんたちとここでなら一緒に遊べる！　なんといってもそこが僕にとってグリブラのメリットです。これからも続いてくれればありがたい限りです。2020年は舞台業界にとって大変な年になってしまいましたが、そんな厳しさも吹き飛ばすくらいの番組でいたいと思います」と、コメントを寄せた。

　井上も「グリブラが4年目を迎えられるなんて驚きです！　福田さんや、出演してくれるミュージカル俳優の皆さんや、僕が（笑）、何とかスケジュールを合わせてくれたおかげだと思います。2020年は演劇界にとっても大変な1年になってしまいましたが、だからこそ家にいて劇場を、ミュージカルを感じ、笑いもあふれるこの番組をさらに大切にお届けしたいです」と、気持ちを奮い立たせている。

　4年目に入って初回となる29日（#37）の放送では、井上と昆夏美による「恵みの雨」（『 レ・ミゼラブル 』より）や、中川晃教による「チェーザレ」（『 チェーザレ 破壊の創造者』より）の2曲をミュージックショーのコーナーでお届け。ひな壇トークなどもある。

　さらに、4年目突入記念として、番組オリジナルのLINEスタンプも登場。井上が単独でLINE スタンプに登場するのは初めてとなる。このスタンプは、番組で飛び出した数々の名（迷）言から日常に使えるもの、さらに観劇の際に重宝するもの
まで、井上ファン・番組ファンはもちろん、ミュージカルファンが幅広く使えそうなものをそろえた。

　「自分のスタンプは気恥ずかしい」という井上からは、「需要があるのか分かりませんが、結構使えそうな気もします」というお墨付きも。一方、福田は「スタンプ、必要ですかね？　喜んでくれる人がいるのかなあ。せりふもあまり使い勝手が良くない気がするし。面白いけど、『シャツさ！』とか使わないでしょ！」と若干（？）懐疑的だが、「ま、いっか。何か心に余裕がある方は使ってみて下さい」と薦めている。

　大切な人との日頃のメッセージのやり取りにミュージカル要素を加えて、劇場での公演が再開する日を待とう。