終息の兆しがみえない新型コロナウィルスの流行。先月24日には、安倍晋三首相より今夏開催予定の東京オリンピックの延期が正式に発表された。また、東京都はじめ全国各自治体が週末の外出の自粛要請を呼びかける状況が続いている。そんな中ORICON NEWSでは3月27日から4月2日の期間、オリンピックおよび外出自粛について関東圏の女子高生100名にアンケート調査を行った。

　Q.オリンピックの延期についてどう思いますか？

　　賛成　　 78人
　　どちらでもない　　 16人
　　反対　 　　　　　　 6人

　
　大多数を占めた賛成の意見としては、「今オリンピックを開催することで感染拡大につながる」「これ以上感染が拡大すると危険だから」とさらなる感染拡大を危惧する理由が多い。他には「選手の健康が1番だから」「他の国の選手も含めみんなが安全でベストな状態で挑めるオリンピックの方がいいと思うから」と、選手の健康や十分な環境でトレーニングできていない状況を踏まえて開催すべきでないとするものがあった。

　どちらでもないとした人は、「オリンピックに興味がない」という身もふたもない理由が5名あり、一番多かったものの、「感染を防ぐにはやらない方がいいけど、1年延期する事によって出られなくなる選手もいるから」と基本的に賛成ではあるが、サッカーにおける出場資格である「23歳以下」の「U-23」問題が気になるという意見もあった。「無観客でやる選択肢もあると思うし、開会式などのイベントに出る予定だった出演者さんの予定が狂ってしまうど、海外から来る選手も沢山いるからそこでコロナウイルスの感染が拡大したら話にならないから難しい」という、国を挙げての一大イベントゆえのスケジュール変更によって起きる影響を懸念する声も。実際、年末での活動休止を表明している嵐は、NHK東京2020オリンピック・パラリンピックスペシャルナビゲーターを務めているが、今回の延期によりナビゲーターを活動休止後も行うのか、変更があるのか、NHK側は「何も決まっていない」とするなど、思わぬ影響がでている。

　反対とした人は、「楽しみにしていたので」「自分が選手だとして、このオリンピックで引退する予定だったらその引退が先延ばしされるっていうことだから嫌だなって思ってしまう部分がある」などを理由としていた。

　
　外出自粛に関しては以下のような質問をした。

　「あなた自身が外出に際して、控えていることは以下の中にありますか（複数回答可）

　1.大規模イベントへの参加
　2.スポーツジム、ライブハウス、映画館、ショッピングモールなど人が集まる場所への外出
　3.友達との外出、外食、カラオケボックスの利用など
　4.特に控えているものはない

　1の「大規模イベントへの参加」を自粛している人は、74人。2の「スポーツジム、ライブハウス、映画館、ショッピングモールなど多くの人が集まる場所への外出」を自粛している人は、51人。約半数以上の人が多く密集する場所への外出を自粛しているようだ。3の「友達との外出、外食、カラオケボックスの利用など」を自粛している人は、29人。さらに、4の「特に控えているものはない」とした人は、17名に及んだ。

　外出自粛に関しては、関東では先月25日に東京都の小池都知事が週末の外出自粛要請を呼びかけ、それに応じるように千葉・神奈川・埼玉といった近隣県も同様の要請をしたという事態の後の調査にしては、自粛をしている人は少な目と言える結果となった。

　（調査協力：株式会社アイ・エヌ・ジー）

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