お笑いコンビ・ナイツと東京大学卒のクイズ王・伊沢拓司が23日、東京・渋谷のNHK放送局で『世界は教科書でできている』（NHK総合、来年1月7日、後7：57〜）の収録を行い、その後に取材に対応した。

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　普段生活をしていて「これってなんで？」「これってどうすればもっとうまくできるの？」など、ふと疑問に思うことの答えは小中学校の教科書に載っていることが多い。そんな“世の中で役に立つ教科書に書かれていること”からクイズを大人チームと子どもチームに出題する教養バラエティー。“学長”役の伊沢は3DCGの動く肖像画として出演し、ナイツはMCを務める。

　伊沢は「肖像画での出演は初でした。非常に顔を作るのに苦労しました」と苦笑いしつつ「子どもたちの論理的な説明や、それに対抗する大人たちの経験だったり、いいものが見られました」と収録を振り返った。土屋伸之は「子どもチームの知識、解説力がスゴい。正解を知っていたのに、それを上回る補足があって出題している側なのに普通に『へ〜』って言っちゃいました」と話し、塙は「俺が30年前なら答えられてたのか考えてました。全国模試2位の子を連れてきちゃったから…」と子どもチームに舌を巻いていた。

　教科書の思い出について塙は「国語の教科書に檀ふみさんのエッセイが載っていた。それをスゴい覚えています。檀は一瞬、塙に見える。それで親近感を覚えて、憧れの人でした」としみじみ。一方の土屋は「漫画とかが好きで、パラパラ漫画とかを教科書に書いてましたね」と内容以外の思い出を語っていた。

　そして塙は教科書について意外なエピソードも。「ダメだなと思って、教科書を買ったんです。もう1回、勉強しようと思って。自分のために」と明かし、クイズ番組対策で地理や日本史などの高校生用の教科書を購入したという。「もうちょっと勉強した方がいいと思うんです。高校のときに世界史を選んで、日本史を全く勉強していない。ある程度、日本の歴史を知っとかないとワケわからない。世界の歴史の方が詳しいんですもん」と1年ほど前に取り寄せた。勉強熱心かと思いきや、ここで「まぁ開いてないんですけど…。結局、時間がなくて」と、さらに衝撃的な事実を打ち明け、土屋から「きょうに向けて開いてないんだ」と呆れられていた。

　そんな塙に伊沢は「教科書はちゃんと書いてある。クイズ的なものだったら、小学生用のテキストやビジュアルブックみたなものの方がまとまっているかも」と金言を与えていた。さらに、予備校講師でタレントの林修氏の秘話も。林氏がブレイクする直前に、教えてもらっていた伊沢は「イケイケでした。生徒をガッツリ巻き込む。埼玉とかをディスって笑いを取る。テレビに乗せられない話ばっかりで、テレビに出だしたころに生徒は『アレ出したらヤバい』ってなってました」と秘話を口にした。

　また、ナイツはNHK BS1で放送されているバラエティー『球辞苑』にも出演中。同番組の「流し打ち」の回を見たことで打撃の才能が開花し、“ミスター球辞苑”“長男”と呼ばれる秋山翔吾選手が海外フリーエージェント権を行使して米大リーグ移籍を目指している。去就は決まっていないが「今まで『球辞苑』のメジャーの情報はAKI猪瀬さんにお願いしていましたけど、ホントかなっていう知識もいろいろあった（笑）。新しいAKIとしてね」と生の情報に期待しつつ「ものすごくいい人なんです。あれだけスゴい選手なのに腰が低い。メジャーリーグで活躍してほしいですね！」とエールを送っていた。