来年12月で開局20周年を迎えるBS-TBSが19日、都内で『開局20周年プロジェクト』記者発表を行った。来年3月から2021年3月までにわたって行なわれるプロジェクトでは、『感謝』と『挑戦』をキーワードに、3月に3夜連続特別企画として金曜GP帯に開局20周年記念特番『パラスポーツは世界を変える』（仮）、土曜GP帯に開局20周年記念ドラマ『左手一本のシュート』、日曜GP帯に開局20周年記念ドラマ『伴走者』を4K放送する。

　編成制作局担当局長・編成部長の坂本望氏いわく「20周年を機にメッセージの強い、前向きで意義のあるドラマを」と100本を超える企画のなかから最も支持の高かった2本に決定。「来年は大きな世界大会を控え、パラスポーツへの理解を深めていただくという意味で特番を含めて3夜連続という企画になりました。番組を通じて諦めず挑戦することの大事さを見ている方々にお伝えできれば」と力を込めた。

　『左手一本のシュート』は、右半身麻痺（まひ）になってしまった高校生の主人公がバスケットボール選手として再びコートに立つために奮闘する実話を描いた島沢優子の『左手一本のシュート 夢あればこそ！脳出血、右半身麻痺からの復活』（小学館）が原作。『伴走者』は、浅生鴨氏の講談社刊行原作をもとに、視力を失った元サッカー選手がブラインドランナーとして実業団から戦力外通告を受けたランナーを伴走者に迎え信頼関係を築いていくストーリーとなる。

　また、2020年4月以降の企画として『税務調査官・窓際太郎の事件簿スペシャル（仮）』では、小林稔侍主演の地上波人気シリーズ第35作がBSに登場。ゲストには中山優馬、矢作穂香、本田博太郎を迎える。国際空港に生まれ変わり観光客が増加した宮古島を舞台に12月中旬からクランクインしている。

　このほかにも20周年プロジェクトとしてスペシャルドラマ、大型紀行番組を制作、2020年12月には開局記念DAYを編成予定となっており詳細は追って発表される。